【ご報告】スタッフ高柳が 東京さくら病院 脳卒中リハの講師を実施!!
11月5日(金)に東京さくら病院様よりご依頼をいただき、 当施設からスタッフ高柳が療法士向けに講演を実施しました。
東京さくら病院HPより引用↓↓
STROKE LABではコロナ禍で講師活動をストップしていましたが、感染対策を徹底されている施設に関しては受けさせて頂く方針となりました。
今回は、全5回の講義で高柳と丸山で実施する予定で、テーマは「療法士のための座位評価」です。
「座位の特徴」や「評価のポイント」をお伝えしました。
内容は
①起立に繋がる座位とは?
②リーチに繋がる座位とは?
③嚥下に繋がる座位とは?
です。
「座位姿勢が良くない」「体幹が弱いよね」など、座位姿勢を評価する際に療法士がよく使う言葉です。しかし、具体的にどのポイントをみるのか?明確になっていない療法士も多いのではないでしょうか?
今回高柳はスタッフの講義と実技を通じ、座位が変わることで、立ち上がりやリーチ、嚥下などがどう変わるのか?ということをお伝えしました。
上記姿勢のように、頭部が前方偏位し体幹が屈曲位になると姿勢が不安定になります。骨盤の前傾とともに適切な伸展活動が積み重なることで不安定性が軽減し、機能的なリーチや立ち上がりにつながります。
そのため、座位姿勢を評価・治療できることはPT/OT/STにとって共通の課題になります。適切な骨盤操作、足部のセッティング、体幹のコントロール、肩甲胸郭関節の運動、認知面など療法士が分析するべきポイントは多々あります。
総勢30名ほどのPT・OT・STにお集まりいただき、皆さん講義に能動的に参加されていました。1-2年目の療法士にとっては難しい講義内容もあったかとは思いますが、積極的な質問も多く「日々の臨床業務にも真摯に取り組んでいるさくら病院スタッフの方々」と実感しました。
今月から月に1回のペースで 3月まで5ヵ月間連続ですので、次回以降の講義資料準備も頑張ります。
臨床に真剣な 東京さくら病院 のスタッフの方々とまたお会いできることを楽しみにしています。
ストロークラボでは外部講演のご依頼も受け付けています。 コロナが落ち着き、積極的に技術研鑽に取り組みたいご施設がありましたらご連絡いただければ幸いです。
執筆担当: 高柳将人
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)