【質問】足の複雑骨折後のリハビリで初期荷重訓練にて炎症が生じました。原因は?理学療法場面
下腿・大腿部の複雑骨折後の炎症は良い反応?悪い反応?
理学療法士としての対応は?
評価とモニタリング: 治療に対する患者の反応を継続的に評価します。 痛み、腫れ、可動範囲、機能的能力のレベルを監視します。 過度の使用や過剰な炎症、皮膚の色の変化、感染症の兆候などの合併症の兆候に細心の注意を払ってください。
患者が注意するポイントは?
医療提供者に相談する: 何よりもまず、医療提供者または理学療法士に相談してください。 彼らは炎症を評価し、あなたの状態の重症度、全体的な健康状態、回復の段階に基づいて個別のアドバイスを提供します。
関連論文は?
Patient preferences for physical therapy programs after a lower extremity fracture: a discrete choice experiment
「下肢骨折後の理学療法プログラムに対する患者の好み: 離散選択実験」と題された関連研究研究が、Natasha S. McKibben らによって実施され、
2023 年に BMJ Open に掲載されました。この研究は、理学療法に対する患者の好みを理解することに焦点を当てていました。
下肢骨折後の治療プログラム。 この研究には、そのような骨折の手術を受けた151人の成人患者が参加した。
この研究では、患者に仮説のシナリオを与え、費用、可動性、長期的な痛み、セッション期間、治療設定などの要素を考慮して、希望する治療コースを選択するよう求める個別選択実験が使用されました。
その結果、患者にとっては、費用や長期にわたる痛みよりも、可動性が最も重要であることがわかりました。
この研究では、患者は可動性の回復を高く評価しており、受傷前の可動性レベルへの復帰を促進する理学療法プログラムに対しては、より多くのお金を払っても構わないと結論づけています。
これらの発見は、術後療法の新しい技術を処方および設計する際に役立つ可能性があります。
STROKE LABではお悩みに対してリハビリのサポートをさせていただきます。詳しくはHPメニューをご参照ください。
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)