【2024年最新】京都府の自費リハビリ完全ガイド|料金・施設・サービス徹底解説
京都府における自費リハビリの最新事情
はじめに
「保険適用のリハビリが終わっても、まだまだ良くなりたい」「十分な時間をかけて、専門的なリハビリを受けてみたい」。京都府のリハビリ事情を調べてみると、そうした“自費”によるリハビリを選ぶ方が徐々に増えていることがわかります。日本では高齢化が加速し、脳卒中などの慢性期リハビリや整形外科疾患の長期的ケアが重要視されてきました。しかし、現行の公的医療保険制度には日数や期間に制限があるため、「もっと回復できるはずなのに、途中で打ち切られてしまった」「専門スタッフにじっくり時間をかけてみてもらいたい」と感じる患者さんが少なくありません。
そんな背景から注目を集めるのが「自費リハビリ」です。これは、医療保険(公的保険)を使わず全額自己負担でリハビリを受けるサービスのこと。高額になりがちな一方、「時間も内容も自由度が高い」「最先端機器や特化型プログラムを利用できる」「保険外だからこそ細かい要望に応えられる」といったメリットがあります。
本記事では、京都府における自費リハビリの現状を幅広い視点から掘り下げます。
1. 市区町村ごとの現状と特徴
1-1. 京都府全体の概観
京都府といえば「歴史と伝統の町」「観光都市」といったイメージが強いかもしれません。医療面にも長い歴史があり、大学病院や大規模な病院が京都市内に集中しているのが特徴です。その一方で、府内の他地域(北部・中部など)では医療資源がやや限られ、リハビリ専門の施設は決して多いとはいえないのが現状となっています。
特に自費リハビリを専門に提供している施設は、どうしても需要の大きい京都市内に集中しており、宇治市や長岡京市、城陽市あたりにいくつか点在する程度です。しかし最近では、訪問リハビリやオンラインリハビリといった新しいサービス形態も増え、少しずつ府内全域で利用しやすくなってきています。
ポイント:
– 京都市に施設が集中
– 郊外では専門施設が少なく、訪問・オンラインなどで補完
– 高齢化進展による需要増加で、今後も展開が見込まれる
1-2. 市区町村別の施設分布と充実度
下表は、京都府主要市区町村の概略を示したものです。自費リハビリに直接関係する「病院数」や「人口規模の目安」をリストアップしています。あくまで目安ですが、医療資源(病院数)が多い地域ほど自費リハビリを利用しやすい傾向があります。
市区町村 | 人口規模(概数) | 病院数の目安 | 自費リハ施設の分布状況 |
---|---|---|---|
京都市 | 約145万人 | 約95施設 | 多数のリハビリ病院・クリニックが存在し、自費専門施設も多い |
宇治市 | 約18万人 | 9施設 | 脳卒中など神経系に特化した自費リハ施設が点在 |
舞鶴市 | 約8万人 | 7施設 | 北部の中心都市。自費リハ施設は限定的だが訪問型のサービス有 |
福知山市 | 約7.7万人 | 6施設 | 中部地域の中核市。自費リハビリはまだ少数 |
長岡京市 | 約8万人 | 6施設 | 京都市への通勤圏。一般病院は存在するが自費リハ施設は限られる |
城陽市 | 約7.7万人 | 5施設 | 郊外型の街。介護施設は多いが、自費リハ施設はやや不足 |
亀岡市 | 約8.6万人 | 4施設 | 自費リハ提供は少なく、隣接の京都市へ通う患者も多い |
京丹後市 | 約5万人 | 4施設 | 府北部の海沿い地域。高齢化率高で、今後訪問リハ需要が拡大 |
京田辺市 | 約7万人 | 4施設 | 学研都市の一角。公共交通網の発展に伴い増加の見込み |
八幡市 | 約7万人 | 4施設 | 京都市・大阪のベッドタウン。自費施設はまだ限られる |
南丹市 | 約3万人 | 3施設 | 山間部中心。明治国際医療大学附属病院など医療拠点はある |
綾部市 | 約3.1万人 | 3施設 | 高齢化が進むが、自費施設は数少ない |
向日市 | 約5.2万人 | 1施設 | 京都市と隣接。医療は京都市に依存する傾向 |
宮津市 | 約1.7万人 | 1施設 | 北部の小都市。専門施設は少なく、訪問やオンラインがカバー |
木津川市 | 約7.6万人 | 1施設 | 関西文化学術研究都市の一部。新興住宅地化が進む |
メモ: 人口データは概算であり、最新の推計と異なる場合があります。病院数は「一般病院」や大規模なものを中心とした目安です。自費リハ施設数は明確な統計がなく、公表された情報や各種ウェブサイトを参照して推定しています。
1-3. 郊外地域での状況と訪問サービスの拡大
京都市以外では、「自費リハビリ専門施設が近くにない」というケースが多く見られます。そこで利用者は以下のような手段をとることが少なくありません。
- 隣接地域(京都市)まで通所:週1〜2回まとめて通う、あるいは集中的に数週間滞在するなど。
- 訪問リハビリサービスを利用:自宅にセラピストが来て個別に訓練をする。
- オンライン対応:ウェブ会議システムなどで遠隔リハビリ指導を受ける。
特に、訪問型とオンライン型は、施設が少ない郊外地域において重要な役割を果たし始めています。宇治市の一部事業者では、京都市や向日市まで出張する訪問リハを展開しており、高齢者や重度障害を持つ方にとって大きな助けとなっています。
2. 自費リハビリの種類と利用者の傾向
2-1. 3つのサービス形態
自費リハビリを形態で分けると、大きく通所型・訪問型・オンライン型の3つに区分されます。以下の表では、それぞれの特徴をまとめています。
形態 | 概要 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
通所型 (施設型) | 専門のリハビリ施設やクリニックに通い、マンツーマンで訓練を受ける | ・充実した設備が使える ・他利用者との交流機会もある |
・交通手段や移動負担がかかる |
訪問型 | 理学療法士・作業療法士が利用者の自宅を訪問して訓練を行う | ・移動が不要で負担が少ない ・実生活の環境で指導可能 |
・道具やスペースに制約がある |
オンライン型 | Zoomなどのビデオ通話を使い、遠隔でリハビリ指導を受ける | ・地理的制約がほぼない ・短時間でも利用しやすい |
・直接的な徒手療法が難しい ・通信環境が必要 |
2-2. リハビリプログラムの種類
リハビリ内容もまた多様化しています。大きく以下の4分野に分けられますが、それぞれ専門性が高く、施設によって特色が異なります。
- 脳血管疾患(神経系)リハビリ
脳卒中(脳梗塞、脳出血)後の麻痺や高次脳機能障害、パーキンソン病など神経変性疾患のケースが多く、集中的な機能回復訓練、歩行訓練、ADL訓練が中心です。 - 運動器(整形外科)リハビリ
変形性膝関節症、腰痛、肩関節周囲炎など慢性的な痛み、または骨折術後や関節置換術後のリハビリ。筋力強化、可動域改善、痛みの根本的アプローチを行います。 - スポーツリハビリ
スポーツ外傷からの競技復帰やパフォーマンス向上を目指し、フォーム分析や専門トレーナーによる指導が行われます。 - 高齢者向け介護予防リハビリ
運動機能の低下防止、転倒予防、日常生活動作(ADL・IADL)の向上を目指すプログラムです。
2-3. 利用者層の広がり
かつて自費リハビリは、脳卒中などの後遺症を抱えた高齢者が中心でした。しかし昨今は、働き盛りの30〜50代やスポーツ愛好家の利用も増えています。特に京都市や長岡京市周辺では夜間営業する施設も出現し、仕事帰りのビジネスパーソンが慢性腰痛や膝痛を改善したいと利用するケースが増加。スポーツ分野でも、部活動の高校生や社会人アスリートが、専門トレーナーから指導を受けるために自費リハを活用する例が報告されています。
3. 料金の相場
3-1. 一般的な料金設定
自費リハビリは保険が効かないため、自己負担額が高額になりがちです。一般的な相場としては、
- 1セッション(60分)あたり:1万円前後
- 設備やスタッフの専門性によっては1.2万〜1.5万円/時間
が、よく見られる価格帯といわれています。これでも「短いリハビリを複数回受ける保険診療」と比べると割高ではありますが、利用者からは「十分な時間と専門スタッフを独占できる」というメリットを評価する声が多く、値段相応の価値を感じるという意見が大勢を占めています。
3-2. 料金プランの例
施設によっては、初回体験や回数券、パッケージプランなど多彩な料金体系を採用しています。以下に、事例を含むイメージとしてのサンプルを示します。
プラン名 | 内容 | 料金(参考) |
---|---|---|
初回体験コース | 90分の個別評価 + 30分のリハビリ体験 専門家による機能評価レポート込み |
5,000円(税抜) |
都度払い(60分) | 1回のセッションごとに支払い | 10,000〜15,000円 |
回数券(5回セット) | 60分×5回分をまとめて購入 | 45,000〜60,000円程度(1回あたり9,000〜12,000円) |
集中プログラム(4週間) | 週1回 or 2回などでプランを組み、改善目標に合わせて実施 | 4回コース:5万〜6万円前後 8回コース:10万〜11万円前後 |
上記は一例であり、施設によっては1時間2万円近い高級路線や、逆に1時間8,000円程度の比較的リーズナブルなところも存在します。また、キャンセルポリシーや交通費の扱い(訪問の場合)なども施設ごとに異なるため、利用前の確認が大切です。
4. 対象疾患と主なリハビリ内容
4-1. 脳血管疾患・神経系リハビリ
自費リハビリ市場の最大の顧客層ともいえるのが、脳梗塞や脳出血後の麻痺、パーキンソン病など神経難病を抱えた利用者です。一般に、脳卒中のリハビリには発症後の時間が重要とされ、急性期・回復期に集中的に行うほど回復率が高いといわれます。ところが、保険診療では一定の期限(脳血管疾患リハビリなら発症から180日など)が設けられており、「まだ回復の可能性があるのにリハビリを続けられない」という不満が少なくありません。
そこで自費リハビリが注目され、次のようなメリットが得られます。
- 期限や回数制限がない:納得できるまでリハビリを継続可能
- 専門特化したスタッフが常にマンツーマン:麻痺部位や嚥下機能、言語機能など多角的にフォロー
- 長時間のトレーニング:1回60分以上の時間を確保し、みっちり実施
たとえば、脳卒中後、半側の手足麻痺が残る方に対し、作業療法士や理学療法士が座位保持→立位練習→歩行練習→ADL改善と段階的にプログラムを組み、個々の課題に合わせてアプローチしていきます。また、パーキンソン病のような進行性の疾患では、定期的に自費リハビリを受けることで筋力低下や転倒リスクを減らし、生活動作の維持を図る効果が期待されています。
4-2. 運動器・整形外科疾患
– 変形性膝関節症や変形性股関節症
– 腰痛、頸部痛、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
– 手術後のリハビリ(骨折、関節置換術、靭帯再建術など)
こうした整形外科的疾患でも自費リハビリの利用が増えています。慢性腰痛や膝痛は、保険診療下でも施術や運動療法が行われますが、「時間が短い」「本質的な原因に十分にアプローチできない」と感じる患者さんが少なくありません。
自費リハでは徒手療法(筋膜リリースや関節モビライゼーションなど)をじっくり行い、痛みの根本原因となる姿勢の癖や関節可動域の問題にアプローチすることができます。さらに、筋力や柔軟性を向上させるトレーニングをマンツーマンで行い、正しいフォームで動けるようになるまで指導してくれるため、再発予防にもつながります。
4-3. スポーツリハビリ
– 靭帯損傷・骨折からの競技復帰
– 筋肉系の過使用症候群(腱鞘炎や腱付着部炎など)
– 競技パフォーマンス向上のための動作改善
スポーツでの外傷や障害の場合、一定期間を要する保険内リハビリだけでは復帰までの道のりが長引くこともしばしば。そこで自費リハビリを利用し、より専門的なトレーニングとバイオメカニクス的なフォーム分析を取り入れることで、復帰を早めたりパフォーマンスを向上させることを目指す動きが活発です。
特に京都市には大学スポーツが盛んな環境があり、学生アスリートが自費リハに通うケースも増えています。競技復帰までのロードマップをしっかり立ててくれる点が、自費リハの大きな強みです。
4-4. 高齢者向け介護予防リハビリ
「老化で歩きにくくなってきたけれど、もっと動けるようになりたい」「要介護状態にならないように筋力を保ちたい」。こうした意欲的な高齢者には、自費リハがピッタリです。介護保険でのデイケアや訪問リハもありますが、回数制限や事業所の都合で思うように受けられないことがあるため、自費を選択する方が増えているのです。
高齢者向け自費リハは、生活機能維持・向上が主目的。転倒予防のためのバランストレーニングや、地域での自主グループ指導などと併用しながら、「安定して外出できるように」「買い物がストレスなく楽しめるように」といった目標に向けてサポートしてくれます。
5. 自費リハビリの予後予測と効果
5-1. 回復率やエビデンス
「自費リハビリの効果はどれくらいあるのか?」という疑問に対し、公的な大規模研究はまだまだ十分ではありません。しかし、各施設が公表している事例報告や利用者の声からは、保険リハが終わった後でも着実に機能向上しているケースが多く見受けられます。
- 脳梗塞後の麻痺で要介助だった60代男性が、週2回の自費リハを3か月続けた結果、歩行器や手すりを使いながらも自立歩行が可能に
- パーキンソン病で腰痛とすくみ足がひどかった50代男性が、数回のリハビリで歩きやすさを実感し、日常動作が軽快になった
- 肩関節の可動域制限があった30代男性が、自費リハとパーソナルトレーニングを組み合わせ、痛みをほぼ解消。仕事やスポーツでのパフォーマンスを向上
こうした成功事例は、施設のウェブサイトや口コミでもよく見られます。もちろん個人差があり、必ずしも大幅な改善が得られるとは限りませんが、公的リハの期間終了後も「もう少し回復したい」という強いモチベーションを持つ方には選択肢として価値があると言えます。
5-2. 主要疾患ごとの成功例
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
半側麻痺や感覚障害が残るケースでも、繰り返しの機能訓練で手足の協調性が戻り、ADLスコアが向上。車いす生活だった方がつえ歩行まで回復するなど「追加の回復」を得る例が多数。 - パーキンソン病
進行を完全に止めることはできないが、転倒予防の訓練や歩幅拡大のエクササイズによって、自立歩行期間を延ばす効果が期待される。痛みやこわばりが緩和することで、日常生活が快適に。 - 整形外科疾患
肩や膝の痛み、慢性腰痛などが、集中的なトレーニング+徒手療法によって軽減。手術後の可動域制限が緩和され、早期に日常生活やスポーツに復帰。 - スポーツ障害
競技復帰までの期間短縮、再発予防策の指導。パフォーマンスアップを視野に、フォームや身体の使い方を徹底分析。
5-3. 自費リハビリがもたらす心理的効果
自費リハビリの特徴として、「利用者のモチベーションを高めやすい」という点が挙げられます。高額な費用をかける分、「絶対に良くしたい」「ここで頑張りたい」という強い意欲が芽生えることが少なくないのです。
セラピストとの1対1の時間が長く取れることから、疑問や悩みをその場で相談しながらトレーニングが行えるのも大きなメリットでしょう。こうした密なコミュニケーションが、結果的にリハビリ効果を高める一因になっています。
6. 京都府内の病院(Hospital)名称一覧
最後に、京都府にある病院(Hospital) の一覧をざっとご紹介します。自費リハビリ施設そのもののリストではなく、あくまで病院(入院ベッドを備える医療機関)を市区町村別にまとめた参考資料となります。「自費リハは興味あるけど、まずは地域の医療機関にも相談してみたい」という方や、地域の医療連携を把握したい方はご活用ください。
6-1. 京都市(約95施設)
- 京都大学医学部附属病院
- 京都市立病院(中京区)
- 京都第一赤十字病院(京都第一日赤)
- 京都第二赤十字病院(京都第二日赤)
- 京都府立医科大学附属病院
- 京都桂病院
- 京都民医連中央病院
- 武田病院グループ(武田総合病院、十条武田リハビリテーション病院、北山武田病院など)
- 日本バプテスト病院
- 洛和会音羽病院
- 洛和会丸太町病院
- シミズ病院
- 稲荷山武田病院
- …ほか多数
6-2. 宇治市(9施設)
- 宇治武田病院
- 宇治徳洲会病院
- 宇治病院
- 宇治おうばく病院
- 宇治川病院
- 六地蔵総合病院
- …など
6-3. 舞鶴市(7施設)
- 舞鶴医療センター
- 舞鶴赤十字病院(舞鶴日赤)
- 舞鶴共済病院
- …ほか
6-4. 福知山市(6施設)
- 市立福知山市民病院
- …ほか
6-5. 長岡京市(6施設)
- 京都済生会病院(長岡京)
- 新河端病院
- 千春会病院
- 長岡病院
- …など
6-6. 城陽市(5施設)
- 京都きづ川病院
- 南京都病院
- …など
6-7. 亀岡市(4施設)
- 亀岡病院
- …ほか
6-8. 京丹後市(4施設)
- 丹後中央病院
- 丹後ふるさと病院
- …など
6-9. 京田辺市(4施設)
- 京都田辺中央病院
- …ほか
6-10. 八幡市(4施設)
- 男山病院
- みのやま病院
- 八幡中央病院
- …など
6-11. 南丹市(3施設)
- 京都中部総合医療センター(南丹市立病院)
- 明治国際医療大学附属病院
- …など
6-12. 綾部市(3施設)
- 綾部市立病院
- …ほか
6-13. 向日市(1施設)
- 向日回生病院(医療法人真生会向日回生病院)
6-14. 宮津市(1施設)
- 宮津武田病院
6-15. 木津川市(1施設)
- 京都山城総合医療センター
6-16. 久世郡久御山町
- 京都岡本記念病院
- 久御山南病院
6-17. 与謝郡与謝野町
- 京都府立医科大学附属北部医療センター(旧:与謝の海病院)
6-18. 相楽郡精華町
- 精華町国民健康保険病院
まとめと展望
ここまで、京都府における自費リハビリの現状を全体像から細部にわたって見てきました。
- 京都市内に圧倒的に施設・病院が集中しており、宇治市や長岡京市など周辺市にいくつかの自費リハ施設が点在する。
- 訪問リハビリやオンラインリハビリの普及が、郊外や北部エリアでの受療を補っている。
- 料金相場は1時間1万円前後が中心。回数券や集中コースも増えている。
- 脳卒中後遺症、高齢者の要介護予防、整形外科疾患、スポーツなど幅広く対応。
- 成功事例では公的リハ終了後の追加回復や生活の質向上が得られている。
- 京都府内の病院一覧は多岐にわたるが、専門的な自費リハ施設は情報を個別に確認が必要。
さらなるリハビリの可能性
「公的リハビリを補完するもの」としての自費リハビリは、今後も需要が拡大する見通しです。要介護人口が増える中、限られた医療資源で全員に長期リハを行うのは困難となり、一定以上の回復を望む患者さんは自費に頼らざるを得なくなるかもしれません。逆説的に言えば、自費リハビリが進化することで医療・介護保険では届かないニーズを満たし、生活の質を向上させる新しい仕組みが生まれるとも言えます。
自費リハビリを選ぶ際のポイント
- 目的・ゴールを明確にする
例:歩行を安定させたい、痛みなく生活したい、競技に復帰したい - 専門分野に強い施設を探す
神経系に特化、スポーツに特化、高齢者向けなど、自分の疾患や目標に合った専門性を重視 - 費用と通いやすさのバランス
1回の料金だけでなく、トータルでどれくらいの期間と費用が必要か把握する。訪問やオンラインサービスを含め、無理なく続けられる形を選ぶ - セラピストとの相性を確認
実際にカウンセリングや体験コースでスタッフの人柄や指導方法をチェック
京都府だからこその強み
京都は大学や研究機関が多く、医学・リハビリ分野の専門家も集まりやすい環境です。最先端のリハビリ機器を導入している施設や、研究機関と連携して新しいプログラムを開発する施設もあります。観光地としての魅力もあり、「リハビリ+観光」をセットにした遠方からの利用(短期集中リハビリ)を提案する動きも一部で始まっています。
あとがき
公的保険でカバーされる範囲と、自費リハビリで得られる可能性の差は、今後ますますクローズアップされるでしょう。リハビリは、怪我や病気で「できなくなったこと」を再び「できるように」するだけでなく、人生を大きく変える力を持っています。もし、京都という土地でそのチャンスを探しているのなら、自費リハビリという選択肢を検討してみる価値は十分にあるはずです。
本記事がお伝えした情報はあくまで一般論や事例の一部です。実際には、個々の疾患や生活状況、予算、通院のしやすさなどを総合的に考えながら、より詳しい情報収集と専門家への相談が欠かせません。ぜひ、この記事をきっかけにリハビリの世界が広がり、より豊かな生活や機能回復に繋がることを願っています。
STROKE LABのリハビリが、
大阪へ。
2月プレオープン/4月正式オープン
脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患で、「思い通りに動けず、将来への不安が募る」「この先、どんなリハビリを受ければいいのか分からない」――そんな悩みを抱える方は決して少なくありません。
STROKE LABは創業から10年、東京都内で自費リハビリを専門に、マンツーマンでの徹底したサポートを提供してきました。「もう一度、自分の足で歩きたい」「日常を楽しみたい」という利用者様の願いに応え続け、数多くの実績を重ねています。
そしてついに2025年2月のプレオープンを経て、4月に大阪店を正式オープンいたします。これまで多くの方からいただいた「関西エリアにも拠点がほしい」という声にお応えし、長年培ってきたノウハウと情熱を携えて新拠点に臨みます。ぜひ、あなたの新たな一歩を私たちにお手伝いさせてください。
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なぜSTROKE LABなのか?
1. 有名医療出版社からのベストセラー書籍を複数執筆
STROKE LABの代表や副代表をはじめとするスタッフは、有名医学系出版社(例:医学書院など)から複数の専門書を執筆し、発売初日にAmazonリハビリテーション部門1位を獲得した実績を持ちます。
専門家向けの評価・治療技術だけでなく、当事者やご家族向けの自主トレや生活支援アイデアも多数掲載し、“ベストセラーの信頼”を直接、利用者様のリハビリに還元しています。
2. エビデンス重視のリハビリテーション
たとえば、脳卒中後でも半年を過ぎてから回復する症例があること、パーキンソン病でも継続的トレーニングで歩行機能を維持できること――これらは研究で裏付けられています。STROKE LABでは、最新医学エビデンスに基づきつつ、利用者様一人ひとりの状態や生活背景に合わせた最適なプログラムを構築。単なるマニュアル的リハビリではなく、「あなたがいま必要としている」アプローチを常にアップデートしていきます。
3. 病院・施設・企業から絶えない研修・コンサル依頼
STROKE LABは医療機関や企業への研修・コンサル・外部講師など、多岐にわたる事業を全国規模で行っています。半年間の長期セミナーを受講し修了した医療資格者は1000名以上にのぼり、専門家からの評価も高水準。
さらに、YouTubeチャンネル(当事者向け・専門家向けの2種類)では合計約10万人もの登録者を抱え、業界No.1の情報発信力を誇っています。
こうした“専門性と信頼の実績”を活かし、利用者様のリハビリに惜しみなく注力できることがSTROKE LAB最大の強みです。
“本物の技術” をあなたのそばで
「リハビリの成果は誰に行ってもらうかで大きく変わる」――これこそSTROKE LABの揺るぎない信念です。
当施設では理学療法士・作業療法士など、神経疾患のリハビリに精通したスタッフが在籍。オーダーメイドプランで集中的にサポートします。たとえば、脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、多様な症例に合わせて柔軟に対応。保険診療リハビリとの併用も可能で、1回ごとのお支払い制だからこそご要望に合わせたペースで利用できます。
- ■ 脳卒中・パーキンソン・脳性麻痺・脊髄損傷など神経疾患全般OK
- ■ 医療保険リハビリとの併用事例多数。初回だけ試す利用も歓迎
- ■ 効果の推移が分かる「変化動画」を通し、スタッフがどのように対応するかを可視化
変化動画のご紹介
実際どんなリハビリを行い、身体がどう変わるか――そのリアルを確かめるためにも、STROKE LABでは利用者様の変化を撮影した動画を豊富に公開しています。
YouTubeでも多数のトレーニング例や体験談を配信。セラピストがどう“伴走”するのか、動きがどのように変化していくのか、一目で伝わる動画が多数揃っています。
大阪店の概要
東京拠点の経験を活かし、「関西でも利用したい」という声に応える形で誕生したSTROKE LAB大阪店。利用者様がアクセスしやすく、通院しやすい環境を整えています。
住所 | 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6丁目3−16 梅田ステートビル 2階 |
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オープン日 | 2025年2月プレオープン/4月正式オープン |
最寄り駅 | 地下鉄谷町線「南森町駅」より徒歩8分(1番出口) ※JR天満宮駅よりエレベーター地上 JR東西線・学研都市線「大阪天満宮駅」より徒歩11分(7・8・9番出口 エレベーターあり) 地下鉄谷町線「東梅田駅」より徒歩10分(7番出口) |
営業時間 | 9:00~17:30(最終電話受付17:00) |
定休日 | 月曜・木曜(祝祭日は営業) |
・南森町駅構内図:https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/T/t20/
・東梅田駅構内図:https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/T/t20/
梅田エリアからも好アクセスで、仕事や買い物の合間にも立ち寄りやすい好立地を追求しました。ご家族が付き添う場合にも便利で、安全に配慮した設備を整えています。
アクセスマップ
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6丁目3−16 梅田ステートビル 2階 STROKE LAB
リハビリ料金(自費/税込)
60分 | 19,800円 |
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延長30分 | +9,900円 |
訪問(往復30分以内~) | +5,500円 |
STROKE LABでは1回ごとの予約・支払い制を採用しているため、「まずはお試しで1回」「病院リハとの併用で週1回だけ追加で」といった柔軟な利用が可能です。料金やプログラム内容は、随時スタッフまでご相談ください。
お問い合わせ・ご予約
電話受付:03-6887-5263(9:00~17:00)
※「大阪店について」とお伝えいただけるとスムーズです。
メール:umeda.osaka@stroke-lab.com
Web予約フォーム:2月プレオープン枠のご予約も含め、最新情報は当サイトでご案内します。
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1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)