vol.337:立ち上がり時バランス評価のための加速度計   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
  1. HOME
  2. ブログ
  3. バイメカ
  4. vol.337:立ち上がり時バランス評価のための加速度計   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー
バイメカ

vol.337:立ち上がり時バランス評価のための加速度計   脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 

 

 

 

 

 


 

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!上記写真をClick!!

 

 


 
 
 
PDFでもご覧になれます。→
PDF
 
 
 

 

 

 

youtube動画 立ち上がりに役立つ動画を解説しています

 

 

カテゴリー

バイオメカニクス

 

タイトル

立ち上がり時のバランス評価のための加速度計の感度

Sensitivity of accelerometry to assess balance control during sit-to-stand movement.

?PubMed Janssen WG IEEE Trans Neural Syst Rehabil Eng. 2008 Oct;16(5):479-84. doi: 10.1109/TNSRE.2008.2003386.

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

・臨床における立ち上がり時のバランス評価として加速度計が有効という論文を見つけ、興味深かったため読もうと思った。

 

内 容

背景・目的

・バランスコントロールをどう評価するかは議論の対象になることであり、加速度計によって体幹の動揺を計測する方法はまだ十分に検証されていない。また、立ち上がり動作に加速度計を用いた論文もまだない。
 
・したがって、本研究は立ち上がり動作におけるバランスコントロールの評価として加速度計の感度が有効か検討する。
 
 

方法

11名の健常成人、31名の脳卒中者
 
・加速度計を胸骨に装着し、横方向の重心移動を計測した。床反力を計測し、被験者の立ち上がりで両計測器に相関があるかを検証した。健常成人においては以下4条件で立ち上がりを行った。
 
①硬い地面での立ち上がり
 
10cmの厚さの台からの立ち上がり
 
③バランスボード上
 
④硬い地面で片脚の立ち上がり
 
・得られた加速度計のデータはハイパスフィルタを行い、二乗平均平方根(rms)とarea under the curve (AUC: グラフの曲線より下の部分の面積)を求めた。
 
 

結果

・床反力計と加速度計(横方向の重心加速度)の相関係数はrmsとAUC: グラフの曲線より下の部分の面積)をで0.77、AUCで0.58だった。
 
 
 
 

私見・明日への臨床アイデア

・臨床場面での動作分析はセラピストの眼で行うため、主観が伴いやすい。加速度計を用いて客観的にデータを記録できれば、より確かなリハビリを提供できるのではないか。臨床研究にも活かすことができると思う。
 
 

職種 理学療法士

 
 
 

 
 
 
 
 
論文サマリー 一覧はこちら

 

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

 

塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします


 
 
 
 

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

Social Media フォロー↓↓↓
誠心誠意の機能回復サポート
脳卒中・パーキンソン病専門の個別リハビリ施設
病院リハ継続・更なる機能回復を目指します。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
03-6887-5263
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-3-16 梅田ステートビル2階
03-6887-5263
ACCESS