【2024年決定版】Trail Making Testと運転再開のための脳卒中患者の認知機能評価:アプローチ、手続き、注目すべきポイント
論文を読む前に
新人療法士の丸山さんとリハビリテーション医師の金子先生が、注意障害の検査方法であるTMT(Trail Making Test)の活用法や、脳卒中患者の車の運転再開について議論しています。
1. TMT(Trail Making Test)と脳科学的意義について
金子先生:「丸山さん、脳卒中後の患者さんにとって、注意障害の評価はリハビリプランを立てる上で非常に重要です。注意障害は、車の運転をはじめとする日常生活の多くに影響します。ここで役立つのがTMT、つまりトレイルメイキングテストですね。」
丸山さん:「はい、TMTが注意力を評価するのに効果的であると聞いたことがありますが、どのような原理に基づいているのかは詳しく知りません。」
金子先生:「いい質問です。TMTはAとBの2つのパートに分かれていて、Aでは数を順に、Bでは数字とアルファベットを交互に結びつけるという課題です。これは、選択的注意、持続的注意、処理速度、そしてセットシフト能力の評価に有用です。これらは車の運転の際に必要な認知機能と深く関わっています。」
2. TMTが評価する脳機能と運転能力の関連性
金子先生:「TMTのような検査は、脳のどの部位がどのように関わるかを理解する上でも役立ちます。TMT-Bで特に活発になるのは、前頭前野と呼ばれる脳の前方部分です。前頭前野は、運転に必要な判断力、柔軟な思考、そして多様な情報処理の基盤です。」
丸山さん:「前頭前野がしっかり機能しているかどうかが運転には大事なんですね。」
金子先生:「その通りです。脳卒中の影響で前頭前野や他の注意機能を司る部位が損傷を受けると、運転中に突発的な状況に対応する能力が低下するリスクが出てきます。TMTでセットシフトや持続的注意の低下が見られる場合には、安全な運転が難しいと判断されることもあります。」
3. TMTの実施と脳卒中患者への具体的な運転指導
金子先生:「丸山さん、TMTは比較的簡単な方法で実施できますが、検査結果の解釈と運転再開の可否については、細心の注意が必要です。脳卒中後の患者さんが運転再開を希望する場合、リハビリチームで多角的に評価を行い、TMTの結果と照らし合わせることが大切です。」
丸山さん:「具体的にはどのように進めるのですか?」
金子先生:「例えば、TMT-Bの結果が平均より大幅に遅い場合や、エラーが頻発する場合には、注意力が低下している可能性が高いです。その場合、運転に代わる移動手段を検討するよう支援するか、もしくは代替療法で注意力や認知機能を改善するリハビリを行います。」
4. 臨床での具体的アプローチ:代替リハビリテーションと実生活での応用
金子先生:「丸山さん、TMTを用いた評価の後、注意障害が認められた場合のリハビリ手法として、認知リハビリやシミュレーションによるトレーニングがあります。実際の運転に近いシナリオを作り、注意力やセットシフト能力を鍛えるのです。」
丸山さん:「運転シミュレーションによって、安全な環境で練習ができるのは良いですね!」
金子先生:「その通りです。脳卒中後は、脳の可塑性を活用して新しい神経ネットワークを形成することも期待されます。また、運転に向けたリハビリでは、注意の集中を鍛えるゲームや、視覚・空間認知機能を鍛えるリハビリも有用です。」
5. 注意障害と運転再開に関する家族と本人への指導ポイント
金子先生:「最後に、運転再開については本人だけでなく家族ともよく話し合うことが大切です。TMTの結果から運転が困難だと判断した場合には、リスクをしっかりと説明し、他の移動手段を提案します。本人の自立性を尊重しつつ、安全を最優先に考えます。」
丸山さん:「家族のサポートも含めて、運転再開の有無を決めるのですね。」
金子先生:「その通り。TMTは一つの指標に過ぎませんが、脳科学的な視点で注意機能の詳細を把握し、患者さんと家族の生活の質に寄与するよう、継続的に支援していくことが重要です。」
このように、TMTは脳卒中患者の注意障害の評価に役立ち、その結果を元に運転再開の可否や代替リハビリの内容を考えることが、リハビリテーションにおいて重要です。また、注意機能の低下を脳科学的に理解し、適切な支援を行うことが患者の安全と自立を支える鍵となります。
論文内容
カテゴリー
タイトル
●TMT(AおよびB)は認知障害のあるドライバーの特定にどの程度効果的?
●原著はHow Effective Is the Trail Making Test (Parts A and B) in Identifying Cognitively Impaired Drivers?こちら
なぜこの論文を読もうと思ったのか?
●車社会の現代、「車にまた乗りたい」という希望は多く聞く。車の運転に関わる評価について学びたいと思い学習の一助として本論文に至る。
内 容
背景
●高齢のドライバーの場合、運転障害はおそらく、加齢に伴う病状やこれらの病状を治療するために使用される薬物による機能的能力の変化の結果です。
●認知機能の低下が運転能力に与える影響を考えると、認知機能に影響を与える病気は懸念材料と言えます。運転に必要な認知機能に影響を与えるいくつかの病気(例、認知症や脳卒中)は明らかですが、他の病気(例:慢性腎不全、うっ血性心不全、糖尿病、うつ病)はそれほど明白ではありません。
●認知症などにより能力的に運転するには危険な可能性のあるドライバーを特定するには医学的な評価が有用であると思われる。MMSE、TMTは認知障害のあるドライバーの特定をサポートしますが、これらのツールの予測有効性には疑問が残っています。
方法
●134人の高齢ドライバー(平均年齢= 75.3歳)が参加(87人の健常対象者と47人の認知障害を有する者)した。
● TMT-Aは注意、視覚的探索および運動機能を測定するとされているのに対し、TMT-Bは実行機能、注意、視覚的探索および運動機能の尺度として見られています。両方のタスクの結果の測定には、完了までの時間とエラーの数が含まれます。
●参加者はTMT-Aおよび-BとMMSEを実施し、次に標準化された路上コースで経験豊富な運転評価者によって与えられた運転評価を完了しました。審査官は、病歴と運転履歴および認知テストの結果を知らされていませんでした。
● TMT-Aおよび-B(時間とエラー)は予測変数として機能しました。ROC曲線分析を使用して、TMT-AおよびBの全体的な「診断」精度を評価しました。以前の研究やガイドラインからのカットポイントは、予測力を評価するために使用されました。
結果
●TMT-Aエラーを除くすべての予測変数は、運転の結果と有意に相関していました。
●調査結果は、4つのTMTの結果のうち3つと路上評価の結果間に有意な相関関係があることを示しており、以前の調査と一致しています。ROC曲線分析の結果は、TMT-Aおよび-Bの合計時間のみが中程度の識別能力を持っていることを示していました。
●TMT-AおよびBの結果不良は、運転能力が危険なレベルまで低下している可能性があり、リスクをもたらす可能性が高いです。
TMTの実施手順
Trail Making Test(TMT)は、注意機能や処理速度、認知の柔軟性を評価するために用いられる認知検査で、AとBの2つのパートから構成されています。それぞれの実施手順を以下に詳細に説明します。
TMT-Aの実施手順
目的
TMT-Aは、数を順に結びつけることで視覚的注意、選択的注意、および処理速度を評価します。
手順
準備
- 被験者に検査の目的と手順を簡潔に説明します。
- TMT-Aの用紙(1~25までの数字がランダムに配置された紙)を準備します。
- ペンを用意し、ペンが動かしやすい位置でテストを開始できるようにします。
説明
- 「紙の中に1から25までの数字が書かれています。この数字を、1から順番に線で結んでいってください」と伝えます。
- テスト中はできるだけ速く、正確に数字を結ぶよう指示します。
- ペンを紙から離さずに1→2→3→…の順で結ぶことを説明します。
実施
- 被験者にスタートの合図を出し、数字の結び方を確認しながら見守ります。
- ストップウォッチを使用して、最初の数字(1)から最後の数字(25)を結ぶまでの所要時間を測定します。
- 誤った数字を結んだ場合は、その都度指摘し、正しい数字に戻るよう指示します。誤りが多い場合には、注意機能やセットシフト能力に問題があると考えられます。
記録
- 所要時間、エラーの数、エラーの内容などを記録します。
- TMT-Aの結果は、処理速度や視覚的注意の評価に活用されます。
TMT-Bの実施手順
目的
TMT-Bは、数字とアルファベットを交互に結びつける課題で、認知の柔軟性やセットシフト能力、持続的注意機能を評価します。
手順
準備
- 被験者に検査の目的と手順を簡潔に説明します。
- TMT-Bの用紙(1〜13の数字とA〜Lのアルファベットがランダムに配置された紙)を準備します。
- ペンを用意します。
説明
- 「このテストでは、1→A→2→B→3→C…のように数字とアルファベットを交互に結んでいきます」と説明します。
- 速く、正確に実施するように指示します。
- 注意を促すため、間違えた場合には指摘し、正しい順序に戻るように指導します。
実施
- ストップウォッチをスタートし、被験者に1から始め、数字とアルファベットを順に結ぶよう指示します。
- 被験者が正しい順序で続けられているかを確認しながら、間違いがあった場合はその場で指摘します。
- 途中でエラーが多い場合や時間がかかる場合、前頭前野の機能低下が疑われることもあります。
記録
- 所要時間、エラーの数、エラーの内容などを記録します。
- TMT-Bの結果は、柔軟な思考や注意の切り替えの能力を評価するのに役立ちます。
評価と解釈
- 所要時間:短いほど処理速度が高く、注意機能が良好であると考えられます。
- エラー数:多い場合、注意障害や柔軟性の低下を示唆します。脳卒中患者などでこの数値が大きく異なる場合、運転やその他の複雑な日常動作に注意が必要です。
- TMT-AとTMT-Bの所要時間の差:TMT-Bの所要時間が極端に長い場合、認知の柔軟性に問題がある可能性があります。
TMTの実施上の注意点
- 被験者が理解しやすいよう説明を十分に行い、質問があれば答える。
- テスト中はなるべく被験者が集中できるよう、周囲の音や視覚的な刺激を減らす。
- 被験者が誤って線を結んだ場合、適宜指摘し、正しい順序に戻るよう促す。
- 記録は正確に行い、後から再確認しやすいようにする。
以上がTMTの詳細な実施手順です。TMTの結果に基づき、運転や日常生活動作の再開の可否を判断するための重要な参考データを得ることができます。
車の運転再開に対するリハビリ評価
脳卒中片麻痺患者が車の運転を再開する際には、脳科学的、身体的、精神的な側面からの詳細な評価が必要です。これには運転に必要な認知機能、運動機能、および心理状態の評価が含まれ、患者の安全な運転再開を支えるための包括的な開始基準と手続きが重要です。以下に各要素を詳細に解説します。
1. 脳科学的評価
脳卒中の影響を受けた脳領域が、運転中に必要な特定の認知機能をどのように損なっているかを評価します。特に前頭葉や頭頂葉の損傷がある場合、注意や判断、認知の柔軟性に関するリスクが高くなります。
評価項目
- 注意力と集中力
- Trail Making Test(TMT) や Stroopテスト などで持続的注意、選択的注意、視覚的スキャン能力を確認。
- 判断力と決断力
- シミュレーションで交差点での判断や信号への反応、緊急回避動作が可能かどうかをテストします。
- 反応速度
- 運転は迅速な反応が求められるため、反応時間の遅延がある場合は運転再開にリスクが伴う可能性があります。
基準
- 脳科学的評価において、軽度以上の障害が見られないこと。
- 注意力や反応速度が、一般の基準と比較しても許容範囲内であること。
2. 身体的評価
運転に必要な視覚機能、協調性、筋力、反応時間、運動範囲などを確認し、車両の操作が可能かどうかを評価します。
評価項目
- 視覚機能
- 視野検査、眼球運動検査、視覚追従性、深視力の確認。運転には広い視野が必要であり、片麻痺に伴う視野欠損がないかを検査します。
- 協調性と反射
- 片麻痺がある場合、反対側の四肢や体幹の機能が代償的に向上しているか、足踏み反応や手足の同時運動などで確認します。
- 運動範囲と筋力
- ハンドル操作やペダルの操作が可能な筋力と運動範囲があるかを確認し、車椅子の使用者などには運転中の姿勢保持機能もチェックします。
基準
- 視覚機能と協調性が良好であること。
- 足部の麻痺が軽度であり、操作に問題がないか、または車両に適切な補助装置が設置されていること。
3. 精神的評価
運転への不安や緊張、ストレス耐性などの心理的要因を確認し、運転の再開に伴う精神的負担を軽減する対策を検討します。
評価項目
- 不安・緊張の度合い
- 運転に対する恐怖や自信喪失がないか。Beck Anxiety Inventory などを使用して評価することも有用です。
- モチベーション
- 運転再開への意欲があり、リハビリに積極的に参加しているか確認します。運転に対する高いモチベーションがある場合、リハビリの効果も向上します。
- 認知行動療法の導入
- 精神的な不安が強い場合は、運転への恐怖やストレスを軽減するため、認知行動療法などの心理的サポートも有用です。
基準
- 運転に対する恐怖や不安が軽減されていること。
- 運転再開への意欲があることが前提となります。
4. 運転再開の手続きと準備
手続きの流れ
- リハビリ評価の実施
- まず上記の脳科学的・身体的・精神的評価を行い、運転可能性を確認。
- シミュレーション訓練
- シミュレーターで運転操作や反応速度、判断力のトレーニングを実施し、安全確認を行います。
- 実地訓練
- 一定の評価基準を満たした場合、実際の車両での運転訓練を行います。
- 特定の免許が必要な場合もあり、適宜免許取得を支援します。
車両と環境の調整
- 車両の改造
- 片麻痺がある場合、ハンドコントロールや特殊なブレーキ操作装置を取り付けるなどの改造が推奨されます。
- 運転環境の選定
- 最初は低交通量の地域や特定の時間帯で訓練を行い、ストレスの少ない環境で練習します。
5. フォローアップと再評価
運転再開後も一定期間後に再評価を行い、運転に伴う身体的・精神的な負担を確認し、必要に応じて再トレーニングや心理的サポートを行います。
6. 総括
脳卒中片麻痺患者が運転を再開するには、多面的な評価と慎重なプロセスが必要です。脳科学的評価を通じて認知機能や注意力の確認を行い、身体的評価で運転に必要な運動機能や協調性を確認することが重要です。さらに、精神的な側面も十分考慮し、患者が自信を持って運転できる環境を整え、リハビリ訓練や車両改造を通じて安全を確保することが、長期的な運転再開の成功に繋がります。
車の運転再開のための手続き
片麻痺患者が車の運転再開を希望する場合、市町村や警察、運転免許センターと連携し、特定の手続きと審査を経て適切な免許取得・運転許可が得られるよう進める必要があります。以下に具体的な手続き方法と流れを詳細に解説します。
1. 医師による診断書の取得
まず、主治医またはリハビリテーション医により、片麻痺や脳卒中の影響を受けた患者の運転再開に関して医師が診断書を発行します。この診断書には以下の内容が含まれることが望まれます:
- 患者の片麻痺の状態
- 運転に支障があるかの判断
- リハビリ進展状況や認知機能の評価
診断書は、運転に必要な運動機能や反応速度が備わっていることの証明や、車両の改造が必要かどうかの判断にも使用されます。
2. 警察署・運転免許センターでの相談
患者の状態に応じて、市町村の窓口や運転免許センター、もしくは最寄りの警察署で運転再開について相談します。相談では以下の情報を提供することで、今後の手続きの流れが案内されます。
- 医師の診断書
- 運転の再開希望日
- 事故歴や安全運転の意識
注意事項
- 症状の影響が大きい場合、運転適性試験(臨床的評価や運転シミュレーション)を求められることがあります。
- 患者に適した運転技術訓練が必要と判断されれば、専門の運転訓練機関の紹介を受けます。
3. 適性試験および運転シミュレーション試験
運転再開にあたり、運転免許センターや指定の医療機関で実施される適性試験を受ける場合があります。この試験では認知機能、反応速度、注意力、判断力、視覚機能の評価を行い、運転に必要な条件を満たしているかを確認します。
- 運転シミュレーション試験
高度なシミュレーターを用いて実際の交通状況に似た環境で評価を行います。シミュレーション試験により、緊急回避や車間距離の保ち方、反応速度などがチェックされます。 - 身体機能テスト
ハンドルやペダルの操作、視野確認など、片麻痺により影響を受けやすい動作を確認し、必要であれば車両改造の指示が出されます。
4. 運転適性の確認・診断
適性試験を終えた後、医師および運転免許センターから診断を受け、患者の運転に必要な条件が満たされているかの判断が下されます。この結果を元に、運転許可の可否が決まります。
運転許可の条件
- 一定の条件付きで運転許可を得られることが多く、例えば「ハンドコントロール装置の装着」や「オートマチック車両の使用」の指示を受けることがあります。
- 許可が得られた場合、条件付き免許の申請が進みます。
5. 条件付き免許の申請と手続き
適性診断で運転許可が下りた後、条件付き運転免許の申請を行います。運転免許センターでの手続きとなり、以下の書類を準備します:
- 医師の診断書および運転適性試験の結果
- 車両の改造に関する証明書(改造が必要な場合)
- 条件付き免許の申請書類
条件付き免許証の取得
申請後、免許証が発行され、特定条件(例えば、右半身麻痺の場合は「右手専用の装置」など)が記載された免許証が交付されます。
6. フォローアップ
運転再開後も、一定期間後に再評価を行い、片麻痺が運転にどのような影響を与えるかを確認します。症状が悪化するような場合は、再び運転を中止するよう指示が出ることもあります。フォローアップには以下の内容が含まれます。
- 半年~1年ごとの健康診断
健康診断を通じて、症状の変化がないかを確認します。 - リハビリ進展の確認
リハビリの進行状況を確認し、運転能力の維持向上をサポートします。
まとめ
片麻痺患者が車の運転再開を目指す際には、医師の診断、運転適性の確認、条件付き免許の申請という複数の段階が必要です。安全運転のためには、運転適性の適切な評価と安全装置の利用が不可欠です。各手続きを段階的に進めることで、患者の安全な運転が実現できるよう支援します。
退院後のリハビリは STROKE LABへ
当施設は脳神経疾患や整形外科疾患に対するスペシャリストが皆様のお悩みを解決します。詳しくはHPメニューをご参照ください。
STROKE LAB代表の金子唯史が執筆する 2024年秋ごろ医学書院より発売の「脳の機能解剖とリハビリテーション」から
以下の内容を元に具体的トレーニングを呈示します。
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1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)