【2024年最新版】立位バランスに欠かせない足底触圧覚の役割とは?効果的アプローチとリハビリ論文サマリーまで
論文内容
カテゴリー
タイトル
●立位バランスと足底の触圧覚の関係性
●原著はThe relationship of plantar cutaneous sensation and standing balance post-strokeこちら
なぜこの論文を読もうと思ったのか?
●臨床において感覚障害を有する患者の治療をすることは多い。その際に、どの程度感覚が障害されると立位バランスに影響を与えるのか興味を持ち本論文に至った。
内 容
背景
●脳卒中後の運動障害とバランスに関する研究が多く行われていますが、実際には脳卒中患者の41%がバランスの問題を抱えていると言われています。足底の皮膚感覚障害がバランスにどのような影響を与えるのかは、まだ十分には理解されていません。研究の目的は(1)足底の感覚と立位バランス制御の測定値との関係を特徴付けをすること(2)脳卒中後のバランス障害に関連する感覚障害の閾値を決定することでした。
方法
●モノフィラメントテストスコア、立位バランスコントロールのフォースプレート測定値およびBBSスコアが52人の入院患者のリハビリテーションチャートから抽出されました。スピアマンの相関係数は感覚とバランスの測定値間で行われました。ROC分析を実施して、バランスが損なわれている被験者と損なわれていない被験者を最もよく区別するモノフィラメントスコアを決定しました。
結果
●障害側の足底感覚は閉眼時の前後のCOP変動およびBBSスコアと相関していた。 ROC分析では、4.31logのモノフィラメントのカットオフ値により73%の感度と70%の特異度でバランス障害が識別されたことが判明しました。本論文の結果は、足底の皮膚感覚障害が脳卒中後のバランス障害に寄与することを示唆しています。モノフィラメントカットオフスコアは、足底の皮膚感覚の障害が患者のバランス障害の要因であるかどうかを臨床医が判断するのに役立つ可能性があります。
私見・明日への臨床アイデア
●足底に対しモノフィラメントを使用したことがなかったため評価として取り入れてみたい。
●手を感覚情報としてライトタッチで接触しておくことも重要である。その接触の変化に伴って下肢の筋活動が得られやすくなる。それは手だけでなく、全身的に言えることで体の接触は感覚情報となる。短パンか長ズボンかでも感覚の受け取りは異なってくる。
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論文を基に立位バランスと足底の触圧覚の関係性についての講義
金子先生(リハビリテーション医師):「丸山さん、今日は立位バランスと足底の触圧覚の関係性について話しましょう。特に、モノフィラメント評価で2.0g以上の触圧覚を感じ取れないとバランスに影響を与えることについて論文を基に説明します。このテーマは、特に脳卒中後や加齢に伴う感覚障害がある患者にとって重要です。」
1. 足底の触圧覚と立位バランスの基礎
金子先生:「まず、足底の触圧覚がバランスに与える役割を確認しましょう。足底には多くのメカノレセプターがあり、これが床からの圧力や重力の変化を感知し、脳へフィードバックを送ります。この感覚情報が不正確だったり、欠如した場合、姿勢制御に必要な筋肉が適切に反応できなくなります。つまり、足底の触圧覚は重心位置を脳に知らせるための重要な情報源なんです。」
丸山さん(新人療法士):「なるほど、足底が持つ感覚が姿勢制御に直接関与するんですね。」
2. モノフィラメント評価とバランス障害
金子先生:「モノフィラメント評価は、足底の触圧覚の状態を測定するために非常に有効です。モノフィラメントで足底を刺激し、どのくらいの圧力で感じ取れるかを評価します。2.0g以上の圧力を感じ取れない場合、これは足底の触覚鈍麻を意味します。この感覚鈍麻があると、バランスの維持に必要な感覚フィードバックが欠如してしまいます。」
丸山さん:「2.0g以上の圧力を感じ取れないと、足元での重心の位置が分かりづらくなるということですか?」
金子先生:「その通りです。例えば、歩行中に足底の感覚が低下すると、どのように床に足を接地しているかが分からなくなり、結果としてバランスの崩れや転倒リスクが高まります。感覚入力が欠如すると、脳が重心を適切に調整できなくなるんです。」
3. 触圧覚と筋活動の関係性
金子先生:「足底の触圧覚が鈍くなると、姿勢制御のために働く筋肉の反応にも影響します。特に、下肢の筋肉や体幹筋が、適切なタイミングで反応できなくなるため、立位バランスが不安定になります。足底の触圧覚は、腓腹筋や前脛骨筋といった姿勢維持に重要な筋群に影響を与えています。」
丸山さん:「感覚が失われると、筋肉の活動も低下するんですね。では、具体的にどのような症状が出ますか?」
金子先生:「一つの典型的な症状は、立位でのぐらつきや足元の不安定感です。患者が足底感覚を失うと、無意識に視覚に頼ろうとしますが、視覚だけで姿勢を保つのは非常に難しい。特に、床の硬さや傾斜などの微妙な変化に対応できなくなります。」
4. 立位バランスの評価とリハビリ
金子先生:「次に、リハビリでどのようにこの問題に対処できるかを考えてみましょう。まず、モノフィラメントで触圧覚の評価を行い、どの程度の感覚が失われているかを確認します。そして、足底の感覚フィードバックを改善するトレーニングを取り入れることが重要です。例えば、さまざまな硬さや形状のマット上でのバランストレーニングや、足底への電気刺激を利用して感覚入力を補完することが有効です。」
丸山さん:「足底への電気刺激ですか。これで感覚入力を増やすことができるんですね。」
金子先生:「そうです。それに加えて、裸足でのトレーニングや、特定の足底マッサージも感覚を再教育する一つの方法です。また、足底の感覚が低下している患者には、視覚や前庭感覚を補助的に使ったバランス訓練も必要です。具体的には、足元を見ないで立位姿勢を保つ練習を行うことで、視覚依存を減らし、他の感覚を使って姿勢を保つ能力を高めることができます。」
5. 臨床への応用アイデア
金子先生:「臨床的には、触圧覚が鈍くなった患者には、まず足底感覚を再訓練することが重要です。歩行訓練の前に、立位で重心移動を感じ取るようなエクササイズを取り入れることも有効です。さらに、感覚フィードバックが足りない場合は、触圧覚を補完するためにプロプリオセプティブ・ニューロムスキュラー・ファシリテーション(PNF)やタクティルフィードバックを併用することも検討できます。」
丸山さん:「具体的には、どのようなトレーニングを行えばよいでしょうか?」
金子先生:「一つの例として、重心移動を意識させるトレーニングがあります。患者に両足での重心を前後左右に移動させ、その感覚を意識させる。また、不安定な面上でのバランス訓練や、足底に対する微細な触覚刺激を用いたトレーニングも有効です。」
6. 視覚と触覚のバランス
金子先生:「もう一つ覚えておいてほしいのは、足底の感覚が失われた場合、視覚情報に過度に依存しがちだという点です。これに対して、患者の視覚を一時的に制限してバランスを保つ訓練を行うことが、触覚依存を促進することに繋がります。」
丸山さん:「視覚を制限することによって、触覚や前庭感覚のフィードバックを強化するということですね。」
終わりに
金子先生:「足底の触圧覚が立位バランスに与える影響は非常に大きいです。足底感覚を回復させるためのトレーニングや、感覚を補完する方法を理解し、臨床に応用することで、患者のバランス機能の改善に大きく貢献できます。丸山さん、これをしっかりと理解し、次のステップに活かしていきましょう。」
丸山さん:「ありがとうございます。さっそく患者さんに試してみます!」
明日への臨床アイデア
リハビリテーションにおいて、足底の触圧覚がバランス制御に重要であることを基に、臨床での応用として以下のような具体的なアプローチを検討することができます。以下に、足底の感覚を活用し、姿勢制御を改善するための専門的なリハビリアプローチをいくつか示します。
1. 足底感覚の再教育を目的とした固有感覚受容器の刺激トレーニング
方法:
- さまざまな硬さの床面での立位訓練:柔らかいマットや硬い床、バランスディスクなど異なる床面で患者を立たせ、触圧覚の再教育を行います。足底の感覚を刺激し、床の違いを感じ取ることを意識させます。
- 重心移動訓練:前後、左右に体重を移動させ、足底の感覚を感じ取るように指示。患者に自身の重心がどこにあるかを明確に認識させる。
期待される効果:
- 足底感覚の敏感さが向上し、立位バランスの改善が見込まれます。
- 重心の移動や足底からのフィードバックを通じ、動的なバランス能力が向上します。
2. 視覚フィードバック制限下でのバランストレーニング
方法:
- アイマスクを使用したトレーニング:患者にアイマスクを装着させ、視覚情報に依存せずにバランスを取らせます。これにより、足底の感覚や前庭系のフィードバックに頼ることで、姿勢制御を強化します。
- 目を閉じての重心移動訓練:重心を足の前後左右に移動させ、視覚なしで足底感覚を感じ取るように指導します。
期待される効果:
- 足底感覚と前庭系のフィードバックの使用を促進し、バランス能力を高めます。
- 視覚に過度に依存しないバランス制御が可能となり、動的な状況でも安定性が向上します。
3. 触圧覚刺激を補完するフィードバックを併用
方法:
- モノフィラメントを用いた定期的な触圧覚評価:足底の触覚が改善しているかを定期的に評価し、感覚の変化をモニタリングします。
- 振動刺激や足底へのフィードバック装置を使用:足底の感覚が鈍い場合、フィードバックデバイスを使用し、視覚・聴覚に頼らずに足底へのフィードバックを強化します。例えば、振動デバイスを装着し、姿勢変化に応じたフィードバックを与えることが可能です。
期待される効果:
- 足底感覚が鈍化した患者に対して、視覚に依存せず触覚刺激を補完することで、姿勢の再教育が促進されます。
- フィードバックを介した姿勢制御が効率的に改善されます。
4. 電気刺激(TENS)を用いた感覚再教育
方法:
- 経皮的電気刺激(TENS)を足底に適用し、感覚を再教育することで触圧覚を向上させる。電気刺激を用いて足底の感覚を強化し、患者が足底の感覚フィードバックを効率的に受け取れるようにします。
期待される効果:
- 足底感覚が改善され、患者はバランス制御や立位の安定性が向上します。
5. 機能的な活動を通じた足底感覚の強化
方法:
- 裸足での歩行訓練:柔らかいマットや芝生の上で裸足で歩行させ、足底の触圧覚を活性化します。異なるサーフェスでのトレーニングを繰り返し行い、足底感覚の適応を促します。
- 階段昇降や坂道での歩行訓練:足底感覚を再教育するために、変化のある環境下での歩行訓練を取り入れます。
期待される効果:
- 足底の触圧覚が改善され、日常生活の中での立位バランスと動的なバランスが向上します。
6. 足底の感覚とバランス機能を組み合わせたダイナミックバランストレーニング
方法:
- 片足立ちやバランスボードを使ったトレーニング:片足立ちや不安定なサーフェスでの立位訓練を行い、足底の感覚とバランス制御の相互作用を強化します。足底感覚が鈍化している患者には、足底の感覚を意識させながらトレーニングを進めます。
- 動的な重心移動訓練:バランスディスクやトレーニングマットを使い、立位バランスを保ちながら足底の感覚に意識を集中させて動的なバランストレーニングを行います。
期待される効果:
- 足底感覚と姿勢制御の相関が強化され、日常生活での転倒リスクが低減されます。
7. 多感覚統合訓練(視覚・前庭系との組み合わせ)
方法:
- バランス訓練中に視覚、前庭系、触圧覚を統合させる訓練を行います。足底感覚の改善に加えて、視覚や前庭感覚を併用してバランス制御を改善するためのマルチセンサリートレーニングを行います。
- 固有受容感覚(関節位置覚)との統合:足首や膝関節の固有受容感覚を意識させ、足底感覚と連動させた姿勢制御を強化します。
期待される効果:
- 感覚統合が改善され、特に脳卒中後のバランス障害患者に対して、全身的なバランス機能の改善が期待できます。
8. バイオフィードバック装置を用いた感覚再教育
方法:
- バイオフィードバック機器を使用して、リアルタイムで足底への圧力分布を確認させる:圧力センサーを利用し、立位や歩行中に足底感覚を視覚化し、患者が自分の重心位置や足底感覚の変化を意識できるようにします。
期待される効果:
- 患者自身がフィードバックを得ながらトレーニングを行うことで、自己意識的な姿勢調整能力が高まり、バランス機能が向上します。
9. 感覚入力を高めるフットウェアやインソールの使用
方法:
- 足底の感覚を刺激する特別なインソールやシューズの使用:感覚フィードバックが低下している場合には、特定のインソールやシューズを使用して足底の触圧覚を高め、バランス機能を補完します。
期待される効果:
- 足底感覚の強化により、立位や歩行の安定性が向上します。
10. 重力と触圧覚の応用を組み合わせたトレーニング
方法:
- ウェイトベストや抵抗バンドを使った重力負荷トレーニング:足底感覚を意識させながら、軽い抵抗を加えた状態での歩行や立位訓練を行い、感覚入力を増強させます。
期待される効果:
- 感覚と筋活動の連携が強化され、動作中のバランス機能が改善します。
これらのアプローチは、足底の触圧覚を中心にバランス制御を向上させるための具体的なリハビリテーションプランを構築する際に役立ちます。感覚入力を重視しながら患者に応じた個別化されたプログラムを提供することで、効果的な姿勢制御とバランス機能の回復が期待できます。
新人療法士が足底の触圧覚をトレーニングを行う際のポイント
足底の触圧覚トレーニングを脳卒中患者に行う際、新人療法士がより効果的にアプローチするためには、以下のポイントが重要です。これらのポイントを考慮することで、感覚の再教育とバランス改善がより効率的に行えるでしょう。
1. 段階的な感覚刺激の調整
初期段階では、患者の触圧覚の感受性に合わせた低刺激の感覚入力から開始します。例えば、柔らかい表面や軽い圧力の刺激から始め、徐々に硬い表面や強い圧力刺激に進行させることで、感覚の段階的な適応を促します。
2. 足底の各エリアに対する重点的な刺激
足底には前足部、かかと、アーチなど、異なる感覚受容器が存在します。これらのエリアを個別に刺激するトレーニングを行い、触圧覚を均等に再教育します。これにより、足底全体での感覚入力が強化され、バランス制御が向上します。
3. 重心移動トレーニングの併用
足底感覚を高めるために、重心の前後左右への移動をトレーニングに組み込みます。重心移動によって足底の圧力分布が変わり、その都度異なる足底感覚が得られるため、感覚とバランスの統合が進みます。
4. 視覚依存の抑制
視覚に依存しすぎると、足底感覚への注意が減少します。目を閉じる、もしくはアイマスクを使用することで、足底の触圧覚や前庭感覚をより重視したバランス訓練を行うと、足底の感覚への依存が高まり、バランス改善に寄与します。
5. 触覚フィードバック装置の使用
触覚フィードバックを提供するデバイスを使用して、足底の圧力分布や重心位置のフィードバックをリアルタイムで患者に提供します。これにより、患者は足底感覚と姿勢制御を結びつけることができ、自己修正能力が向上します。
6. 動的バランス訓練の導入
足底の触圧覚トレーニングに動的なバランス訓練を加えることで、立位から歩行への移行や動作中のバランス制御を強化します。例えば、立ち上がりや歩行中の足底感覚に意識を向けさせる訓練が有効です。
7. 多様な表面でのトレーニング
異なる表面(砂、芝生、バランスディスクなど)で立位や歩行を行うことで、足底感覚の適応力を高めます。各表面が異なる触圧覚の刺激を提供するため、感覚再教育とバランス制御がより効果的に行われます。
8. 負荷のコントロール
軽い荷重から始め、徐々に負荷を増加させることで、足底感覚と筋力の統合が促進されます。例えば、軽いウェイトを使用して足底の圧力感覚を強調し、バランスの維持に足底感覚がどのように寄与するかを学習させます。
9. 正しいポジショニングとアライメントの確認
足関節や膝関節、股関節の正しいアライメントを保つことで、足底への均等な圧力分布が得られます。アライメントの乱れが足底の感覚入力に影響を与えるため、患者が正しい姿勢でトレーニングを行えるように指導します。
10. 自宅でのフォローアップ指導
自宅でも足底感覚を維持・改善するためのエクササイズや活動を指導します。たとえば、裸足での歩行や足底マッサージを推奨し、日常生活の中で足底感覚を意識させることが重要です。定期的に感覚トレーニングを続けることで、リハビリの効果を維持しやすくなります。
これらのポイントを念頭に置きながら、患者の状態に合わせた個別化されたアプローチを行うことで、足底感覚の改善とバランス能力の向上が期待されます。また、触圧覚とバランス制御の関係を理解しながら、患者の機能回復に寄与するリハビリテーションプランを構築することが重要です。
退院後のリハビリは STROKE LABへ
当施設は脳神経疾患や整形外科疾患に対するスペシャリストが皆様のお悩みを解決します。詳しくはHPメニューをご参照ください。
STROKE LAB代表の金子唯史が執筆する 2024年秋ごろ医学書院より発売の「脳の機能解剖とリハビリテーション」から
以下の内容を元に具体的トレーニングを呈示します。
STROKE LABではお悩みに対してリハビリのサポートをさせていただきます。詳しくはHPメニューをご参照ください
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)