療法士リハビリテーションデイサービス協会主催 「起業のカタチ」で講師をさせていただきました。
起業のカタチって何??
①各事業所紹介
・事業内容の紹介
・事業所の特色
②起業について
・起業するきっかけ
・起業するまでの準備(スキル、資金、雇用関係、物品、情報収集など)
・起業して振り返る現在
・起業してからのエピソード
・起業を考える方へのメッセージ
③シンポジウム
④質疑応答
という流れで講義内容が展開されます。
上記からわかるように、起業するための集客テクニックというより、起業のためのマインド設定にターゲットを当てた講習会だったので、僕もご依頼を引き受けさせていただきました。
私の場合、起業して9ヶ月ですので、起業コンサルのような大役はできませんが、このような講習会であれば一部貢献できるかなぁと思いました。
私の講義時間は1時間で、その前にデイサービスを2店舗運営する石田社長 →株式会社リカバリータイムズ
訪問看護ステーション、デイサービスを運営する袴田社長→リハビリコンパス
がそれぞれ講義を行いました。
いよいよ金子の出番
相変わらずのカミカミでスタートしました。
僕の起業のキッカケはたくさんありますが、
市場への商品価値が自分にあるのか??
この問いのように、好奇心からの要素が大きかったと思います。
病院での保険診療は良くも悪くも自身の価値にワンクッション壁が入ると思っていました。
だから社会に出てみたかった、ということが情動から湧き上がってきたような感覚です。
色々お話していきましたが、僕が9ヶ月で担当した患者さんの人数と収益の関係を表した図には、驚いた方もいらっしゃったと思います。
起業成功の秘策
基本要素は起業コンサルの方が多くお持ちだと思うので、書籍やそのようなセミナーで獲得することが良いのかもしれません。
僕はそのようなセミナーには参加したことはありませんが、絶対的に重要なことがあります。
それは
「この起業家の先生の言うことは、俺には参考にならない 」
という要素をたくさん持っておくことです。
それが 「絶対的強み」 なんです。
例えば…
親が金持ちで、開業資金3000万円出してくれたから、最高の立地で最高の店舗を借金なしに始めることができました…
これって
まず真似できないですよね。持って生まれた「運」です。
こういう要素があると、差別化になるんです。
僕の場合、上記程ではないですが、書籍発売や大学病院経験などは簡単に真似できる要素ではないと思います。
また、僕の知り合いで起業成功した方の場合、療法士起業が少ない8年程前に、起業PTのところに就職して、ごっそり患者さんを30名近く奪った人がいます。
これも真似できないですよね? もう8年前の時代ではないですし、起業PTに潜り込んで患者さんを奪っていくって、並外れた精神力ですよ。
このような「強み」に加え、絶対に成功するという「ぶれないマインド」が起業の永続に繋がるのではないでしょうか??
だれでも行動すれば成功できる...なんて簡単な事は言えません。僕もまだ9ヶ月です。来年どうなっているかわかりません。
ただ、まずは起業するという事実を先に作ってしまい、それに向けた行動プランで動いていくことが大切です。
起業を何年後と設定して、その間で「強み」を作ることもできます。
・2年後までに人気ブログ作って月間30万PVサイトを運営する
・本を書くために企画書と100ページくらい書いて、数多くの出版社に自分を売り込む
・2年間にたくさんの起業家(500人くらい)と合って強烈な人脈を作る
上記って、絶対に無理ないことはではないですよね??
それが達成できた場合、起業セミナーの講師をした時に
「この先生の言うこと..参考にならない」
と思われているかもしれません(笑)
講義後は参加者から多くの質問がでました。
河合社長のコメントも多くの受講者に響いたのではないでしょうか??
セミナー後は懇親会です。受講者のほとんどが参加していたことにびっくりしました。
最近少なくありませんか??セミナー後の懇親会に参加者がほとんど集まるって??
この協会の未来が見えてくる 「カタチ」 であり 「キズナ」 だと思います。
この懇親会で、Total body makeの唐澤幹男先生、 株式会社Re ambitious リハセンター 福島努 先生(同じ長崎市出身です(T_T))
アスリンの石田匡章先生ともお話でき、有意義な時間を過ごせました。
もちろん 輪違さん 河合さんを始め、多くの起業を目指す参加者の方々と情報交換できました。
こんな光景は1年前は考えられませんでした。
まずは行動、そして 「ぶれないマインド」
です。
今後の療法士リハビリテーションデイサービス協会の発展、参加者の成功を少しでもサポートできればと思います。
皆様、本当にお疲れ様でした。
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)