【ご報告】巨樹の会/江東リハビリテーション病院様で出張勉強会開催!
令和4年5月13日:高柳、若原による脳卒中リハに対するハンドリング講義!!
全3回に渡る脳卒中セミナー第1回目が江東リハビリテーション病院リハビリテーション室にて開催され、高柳、若原の2名体制で行わせて頂きました。
今回は業務後にも関わらず、参加希望者160名のうち新人~ベテランまでの60名の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の方が参加されました。
江東リハビリテーション病院HPより引用↓↓清潔感があり、リハビリ環境がしっかり整っている印象でした。
担当者の方と事前に入念な打ち合わせをし、代表金子の「脳卒中動作分析」でも紹介しているHandling10ヶ条をもとに「脳卒中ハンドリングのポイント基礎/応用編」というテーマで行わせていただきました。
Handling ポイントをスライドでも説明しながら、実技は①座位姿勢の評価から、足部位置のセッティング。②上肢リーチの誘導は他動的ではなく、能動的に誘導するという内容で行いました。治療介入だけではなく、ADL場面でも活用できるような具体例も交えつつ提示させて頂きました。
脳卒中動作分析から引用↓↓
脳卒中片麻痺患者の特徴的な座位姿勢として、体幹は屈曲位、骨盤後傾位、股関節は外旋位を取るケースが多いですよね。このような不良姿勢の中では、適切に足底設置ができなくなり、前方への重心移動が難しくなります。起立動作、リーチ動作、さらに広げていくと、食事場面でも、不良姿勢の中であると、体幹屈曲に伴い、頭頚部は前方へ突出し、伸展位を取ります。嚥下や、発生にも影響してしまいます。
実技を通して実際に触れ、共有しながら丁寧にお伝えさせて頂きました。↑↑
どの職種でも各姿勢の特性は知っておくべき重要な知識となります。
皆さん積極的に取り組まれ、新人さん~経験者に方問わず質問もとても多く、「担当患者様を良くしたい」という気持ちが伝わってきました。
高柳、若原二人で回っていましたが、あちこちで挙手がみられ「次はこっちにきてください!」
なんて声が多数あり、勉強熱心で積極的なスタッフの方がとても多い印象を受けました。
次回は6月に、西坂と片平が第2回を担当します。
また、江東リハビリテーション病院のスタッフの皆様にお会いできることを楽しみにしてます。
STROKE LABでは病院、施設の療法士教育の一環として、外部講演のご依頼を積極的に受けています。
教育内容、頻度などご依頼によって柔軟に対応致しますので、ご興味がある病院、施設の方はご気軽にご連絡ください。
満足していただける内容になるよう、スタッフ一同研鑽に励んでまいります。
執筆者:若原優樹
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)