【ご報告】東京さくら病院様で第2回オンライン講習会を実施!
前回に引き続き11月5日(金)に講師のご依頼をいただいている東京さくら病院様への
第2回「オンライン脳卒中動作分析セミナー」をスタッフ郡司が実施しました。
PTOTSTの方々、約60名のセラピストにご参加いただきました!!
第2回目の講義テーマは「立ち上がりの評価と治療」です。
実際の臨床動画を活用して立ち上がりに必要な「骨盤コントロール」や「抗重力筋活動」の実技場面も紹介しました!
弊社代表金子が執筆する「脳卒中の動作分析」で紹介されている「立ち上がりの分類」をもとに、各層で求められる機能的特徴や評価方法について解説をしています。
患者さんの非対称の姿勢は臨床でもよく見かける現象であり、立ち上がりだけではなく、嚥下や構音、リーチや歩行にもおおきな影響を及ぼします。
PTOTSTすべてのスタッフが評価ポイントを把握しておくことが重要です。
立ち上がりを治療していくためには座位の姿勢評価は必須です。
【骨盤コントロール】が全身まで影響することを皆さんと共有しながら、体幹評価のポイントや骨盤や肋骨のハンドリングのコツを詳しく説明を行っていきました。
臨床でもよく行う【スクワット練習】もダイナミックな運動をイメージしますが,実は繊細なハンドリングスキルが必要となってきます。
脳卒中によって忘れてしまった動きを再学習するために、患者さんの知らない運動をセラピストが様々な方向へ動きを誘導していくことが重要となります。
またハンドリングといった臨床スキルを向上させていくには臨床以外の時間の使い方も重要です.
脳画像を診る・教科書で病態を確認する・評価や治療の練習といった臨床のための予習・復習が大切になります。
質疑応答の時間には様々な視点からの質問をいただきました。
- 座位評価でのアライメントの修正といったハンドリングについて
- 病棟生活での離床中の問題といった環境調整について
- 頭頚部や骨盤などの治療アイディアについて
オンラインではありましたが活発なディスカッションを行うことができ,スタッフの方たちの臨床に対する熱量を感じることができました
第3回は、12月3日(土)に開催となり、副代表の丸山が担当します。
脳卒中患者において難渋する上肢のリーチについて,評価や実際の臨床場面を踏まえて講義を行っていきます。
また東京さくら病院のスタッフの皆様にお会いできることを楽しみにしてます。
STROKE LABでは病院、施設の療法士教育の一環として、外部講演のご依頼を積極的にお受けしております。テーマや開催頻度などは柔軟に対応致しますので、お気軽にご相談ください。臨床へ活かせる内容となるよう、スタッフ一同研鑽に励んでまいります。
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)