【ご報告】東京さくら病院様で第3回オンライン講習会を実施!
東京さくら病院様からお依頼いただいた「全3回:STROKE LAB 講習会」の最終回が12月3日(土)に開催されました。
今回はスタッフ丸山が担当させていただき、PT/OT/STの方々、約60名のセラピストにご参加いただきました!!
第3回目の講義テーマは「リーチ」です。脳卒中後の上肢治療は特に難しく、若手の頃は私自身も苦手意識がありました。
そんな思いもあり、今回は実技動画なども取り入れ、オンラインでも臨場感のある講義をお届けしました!
◇講義内容に入る前に、学習目標を参加者皆さんで確認する時間を設けました。参加して終わりの講習会とならないように、目的を明確にすることで知識に定着するような工夫をしています!
◇STROKE LAB の講義の特徴はなんと言っても体験型!頭で分かっていても、自分の身体で感じてみないとわからないことって多いですよね?知識や技術が身につく瞬間には、「そうなんだ!」「たしかに!」と感情が動く実体験が必要です。そのため、可能な限り参加者体験型となるように、画面越しでも一緒に体験できる内容を取り入れています!
◇実技動画は「肩甲帯介入の一例」を提示させていただきました。肩甲帯への介入には大胸筋、広背筋の触察からハンドリングがとても重要で、筋の走行やボリュームを考慮した治療が必要です。そして、なぜ肩甲骨の下方回旋が必要なのか?を実技動画+スライド表示することで、講義内容と実技がマッチしやすかったのではないでしょうか?
◇質疑応答の時間では、多くの質問をいただきました。
- 僧帽筋下部線維を収縮させる姿勢の選択は?
- 高次脳機能障害に対する、講義内容の効果の有無は?
- リーチ練習に使用する物品の選択の注意点、オススメは?
- 痺れに対する評価と治療ポイントは?
などなど、遅い時間の中でも次々とご質問いただき、皆様の熱心さが画面越しにも伝わってきました。私もそんな気持ちに応えるべく、声をからしながら全力でお答えしました!
◇今回で東京さくら病院様での全3回に渡る講習会は終了となりました。途中のアンケート結果も拝見させていただきましたが、満足して頂けている方が多いようでとても嬉しく思います!
STROKE LABでは病院、施設の療法士教育の一環として、外部講演のご依頼を積極的にお受けしております。テーマや開催頻度などは柔軟に対応致しますので、お気軽にご相談ください。臨床へ活かせる内容となるよう、スタッフ一同研鑽に励んでまいります。
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)