STROKE LAB(金子)×Bridge(小松)コラボ講習会:脳卒中片麻痺者におけるReal time reasoning~下肢へのアプローチ~
こんにちは
本日,STROKE LABにてSTROKE LAB(金子唯史)×Bridge(小松洋介)によるコラボ講習会
脳卒中片麻痺者における臨床推論-Real time reasoning-が開催中です!
午後の部(代表金子):下肢へのアプローチ-Real time reasoning-
午後の部は,代表金子による下肢介入に対するReal time reasoningです!
午前の小松講師と同様,全身の繋がりがいかに患者治療において重要かを,治療動画を用いながら説明されていました!
ヒトの動きは,解剖・運動学的な要素だけで動いているのではなく,神経系とバイメカ的要素も兼ね合わさった上で成り立っていることを説いていました.
実技(Practice)
症例を用いたデモンストレーションにて,受講者の方々に実技提示を行います!
下肢が問題だから下肢だけ治療する・・・そんなにヒトの体は単純ではありません
仮に股関節の筋活動を促通したいにしても,どの場面のどんな動作で筋が活動してもらいたいのか?
セラピストが,自身の行っている治療にしっかりとした意味付けと意図がそこにあるのかが重要であり,患者治療の結果にも大きく影響します!
身体の各セグメントとの繋がりはとても大切ですが,麻痺側のみに固執するのもよくありません
非麻痺側(less affected side)のことも含めてReasoning&Therapyしなければなりません!
討議・討論(Discussion)
受講者の方々に,近年の海外論文からの知見も交えながら,下肢・歩行治療における臨床応用の提示を行いました
受講者の方からの積極的な意見も聞かれました!
なぜ下肢治療なのに肩甲帯をHands onするの? そもそもなぜ立位で治療しているのか??
些細なことかもしれませんが,治療に対するセラピストの細かな気づき・発見は,明日の自己の臨床・患者治療に大きな影響を与えます!
細部にまで気にかけられるセラピストは,患者さんの抱える問題の細部まで治療することができます!!
(編集:齋藤 潤孝)
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)