兵庫県の脳梗塞リハビリ施設|保険外、動画、オンラインの選択と現状
兵庫県における脳卒中治療・リハビリの現状
1.兵庫県の人口規模と脳卒中の現状
兵庫県は人口約550万人を有し、関西地方では大阪府に次ぐ規模となっています。それに伴い、脳卒中の罹患数や死亡数も全国的に見て高い水準にあります。令和4年(2022年)の兵庫県における死亡原因を見ると、脳血管疾患は全体の6.9%を占め第4位となっており、心疾患(14.8%)・悪性新生物(24.6%)などと合わせ、**循環器病による死亡が約21.3%**に上ると報告されています。
1-1.令和4年(2022年)の兵庫県死亡原因(割合・順位)
死亡原因 | 割合 | 順位 |
---|---|---|
悪性新生物 | 24.6% | 第1位 |
心疾患 | 14.8% | 第2位 |
老衰・肺炎など | (注) | – |
脳血管疾患 | 6.9% | 第4位 |
循環器病合計 | 約21.3% | – |
(注)老衰や肺炎などは別途区分されるため、上表に明確なパーセンテージを示しておりません。
加えて、脳卒中による死亡者数は長期的に減少傾向が見られ、令和元年(2019年)時点の推計では約2,500~3,000人程度とされています。これは医療体制の整備や治療技術の進歩などが寄与していると考えられます。
2.兵庫県内の脳卒中医療体制
2-1.急性期から回復期までの整備状況
兵庫県内の主要都市(神戸市、姫路市、尼崎市 など)には多くの救急病院が立地し、各医療圏ごとに急性期から回復期まで対応可能な拠点病院が整備されています。令和5年時点での県内SCU(ストロークケアユニット)設置病院数は公表データが明確ではありませんが、近年増加傾向にあり、多くの二次医療圏で少なくとも1か所のSCUが稼働しています。
2-2.回復期リハビリテーション病床の充実
急性期治療後のリハビリテーション病床も、県全体で約100施設・数千床規模が整備され、回復期における集中的なリハビリ提供が可能な体制が構築されています。これにより、早期から適切なリハビリを実施し、自宅復帰や社会復帰に向けた支援が行われやすくなっています。
3.兵庫県のリハビリテーション提供状況
3-1.全国平均を上回るリハビリ実施件数
厚生労働省のNDB(National Database)データによると、兵庫県における脳卒中患者へのリハビリ提供件数(人口10万対換算)は全国平均を上回っています。これは下記要因が大きく影響していると考えられます。
- 急性期病院内での早期リハビリ導入
- 回復期病棟の整備・増設
これらの体制強化により、患者が発症直後から継続的にリハビリを受けやすい仕組みが整えられています。
3-2.嚥下機能療法の実施率と課題
一方で、急性期入院と同じ月に嚥下機能療法(嚥下リハビリ)を実施された患者の割合は全国平均よりやや低いと指摘されています。誤嚥性肺炎の予防には早期の嚥下評価とリハビリが重要ですが、この点では改善の余地があると考えられています。
ポイント
- 超急性期からの嚥下評価の徹底
- 言語聴覚士(ST)の配置促進
- 口腔ケアの早期介入
これらを強化することで、誤嚥性肺炎のリスク低減や患者のQOL向上につなげる取り組みが今後さらに期待されます。
4.兵庫県の取り組みと展望
兵庫県ではこうした課題を踏まえ、急性期病院に言語聴覚士(ST)を配置し、嚥下訓練を発症直後から実施するなど、早期からの口腔ケアを含む総合的なリハビリ体制の強化に取り組んでいます。また、医療圏ごとに急性期から回復期までを一貫してサポートできるシステムを整備しており、脳卒中患者の早期社会復帰や再発予防に寄与することを目指しています。
今後は、嚥下機能療法の早期導入率を高めるための研究・データ収集の推進や、専門人材の育成・確保がますます重要になると考えられます。兵庫県が独自に進める地域連携や在宅リハビリ支援などの施策をさらに進化させることで、脳卒中医療全体の質の向上と患者負担の軽減が期待されます。
【FAQ】脳卒中患者の問題を動画で解決!
脳卒中を経験された方々やそのご家族が、日々直面する困難を少しでも和らげることができるよう、STROKE LABでは専門的な知識と実践的なリハビリの知見を生かした動画を配信しています。自費リハビリならではの柔軟な視点から、一人ひとりに寄り添い、生活の質を高めるヒントをお届けします。
「STROKE LABは体が上手く動かなくて行けない・・」という方にも動画や後で紹介するオンラインリハビリで、より豊かな日常へとつながるよう、確かな情報と温かいサポートをお届けしたいと考えています。STROKE LABはオフライン・オンラインの両面で対応しております。
Q1. 片手が使いづらく、日常動作の多くを片手で行っています。もう片方の手をうまく使う練習は?
A. 「健側依存」になりすぎると麻痺側の回復機会が減ります。麻痺側にも仕事を与える意識が大切です。
解決策: まずは両手で物を持つ動作(コップの持ち上げ、タオルをたたむ等)をゆっくり行って、麻痺側の参加を促しましょう。
参考動画
Q2. 脳卒中後の言語障害(失語症)があり、会話がスムーズにできません。家庭でできる練習は?
A. 単語レベルのやりとりから始め、コミュニケーションの成功体験を増やすことが大切です。
解決策: 身近な物や写真を使い「これは何?」といった簡単な質問に答えたり、ジェスチャー・指差しを組み合わせましょう。
参考動画:
保険内リハビリの限界と自費リハビリの必要性
兵庫県の課題として、地域による医療資源の偏在が引き続き問題です。特に淡路島や北部但馬では、発症時に専門医療にアクセスするまで時間がかかる可能性があります。県はドクターヘリを2機体制で運用し、離島や山間部からの重症患者搬送に対応していますが、それでも到着までに「時間の壁」が存在します。脳卒中は時間との勝負であるため、各地域の救急隊レベルでの適切な初期対応訓練(例えば搬送前の血糖チェックや気道確保など)も重要です。また、地方ではリハ専門職の不足も顕著で、回復期病棟を持たない地域では早期退院後の受け皿が不足します。こうした場合、患者は神戸市などの専門病院に長距離通院する必要があり、家族の負担も大きくなります。県はオンライン診療・リハビリの実証にも取り組み始めており、遠隔地の患者が地元に居ながら専門医やセラピストの指導を受けられる仕組みづくりを模索しています。
医療人材の確保と育成も長期的課題です。兵庫県は全国有数の理学療法士養成校数を有しますが、卒業生の都市部偏在が見られます。そこで新卒セラピストに過疎地勤務を奨励する奨学金制度や、県職員(リハ職)として保健医療所に配置するなどの策が検討されています。
保険外リハビリの必要性と現状
兵庫県でも、保険適用リハビリの日数上限に達した後の自費リハビリ利用は徐々に広がっています。特に神戸市や阪神間など都市部では、需要に応える形で複数の自費リハビリ施設が営業しています。兵庫県は大阪府に比べると自費リハビリ事業者の数は少ないものの、近年は大阪の大手事業者が神戸や姫路に進出する動きも出ています。
一部の公的機関では、自費サービス利用者に対して医療的な経過評価や助言を行う「セカンドオピニオン外来」を設け、民間施設との架け橋になる取り組みも始めています。自費リハビリは公的サービスを補完する役割を果たしつつありますが、一方で経済格差によるリハ機会の差も生じかねません。県としては、経済的理由でリハビリを断念する人が出ないよう、介護保険制度内の訪問リハ・通所リハの質量向上や、地域ボランティアによるリハ教室(低コスト)の推進など、多角的な支援策を検討しています。
自費リハビリ施設と医療保険リハビリとの違い
医療保険適用のリハビリテーションは、病院やクリニックで受けられますが、時間や頻度に制限があったり、集中的に取り組める期間が限られる場合があります。一方、STROKE LABのような自費リハビリ施設では、時間を十分に確保し、患者様一人ひとりの症状に合わせたプログラムを集中的に行うことが可能です。
STROKE LABのリハビリが、
大阪へ。
4月正式オープン
脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患で、「思い通りに動けず、将来への不安が募る」「この先、どんなリハビリを受ければいいのか分からない」――そんな悩みを抱える方は決して少なくありません。
STROKE LABは創業から10年、東京都内で自費リハビリを専門に、マンツーマンでの徹底したサポートを提供してきました。「もう一度、自分の足で歩きたい」「日常を楽しみたい」という利用者様の願いに応え続け、数多くの実績を重ねています。
そしてついに2025年2月のプレオープンを経て、4月に大阪店を正式オープンいたします。これまで多くの方からいただいた「関西エリアにも拠点がほしい」という声にお応えし、長年培ってきたノウハウと情熱を携えて新拠点に臨みます。ぜひ、あなたの新たな一歩を私たちにお手伝いさせてください。

なぜSTROKE LABなのか?
1. 有名医療出版社からのベストセラー書籍を複数執筆
STROKE LABの代表や副代表をはじめとするスタッフは、有名医学系出版社(例:医学書院など)から複数の専門書を執筆し、発売初日にAmazonリハビリテーション部門1位を獲得した実績を持ちます。
専門家向けの評価・治療技術だけでなく、当事者やご家族向けの自主トレや生活支援アイデアも多数掲載し、“ベストセラーの信頼”を直接、利用者様のリハビリに還元しています。
2. エビデンス重視のリハビリテーション
たとえば、脳卒中後でも半年を過ぎてから回復する症例があること、パーキンソン病でも継続的トレーニングで歩行機能を維持できること――これらは研究で裏付けられています。STROKE LABでは、最新医学エビデンスに基づきつつ、利用者様一人ひとりの状態や生活背景に合わせた最適なプログラムを構築。単なるマニュアル的リハビリではなく、「あなたがいま必要としている」アプローチを常にアップデートしていきます。
3. 病院・施設・企業から絶えない研修・コンサル依頼
STROKE LABは医療機関や企業への研修・コンサル・外部講師など、多岐にわたる事業を全国規模で行っています。半年間の長期セミナーを受講し修了した医療資格者は1000名以上にのぼり、専門家からの評価も高水準。
さらに、YouTubeチャンネル(当事者向け・専門家向けの2種類)では合計約10万人もの登録者を抱え、業界No.1の情報発信力を誇っています。
こうした“専門性と信頼の実績”を活かし、利用者様のリハビリに惜しみなく注力できることがSTROKE LAB最大の強みです。
“本物の技術” をあなたのそばで
「リハビリの成果は誰に行ってもらうかで大きく変わる」――これこそSTROKE LABの揺るぎない信念です。
当施設では理学療法士・作業療法士など、神経疾患のリハビリに精通したスタッフが在籍。オーダーメイドプランで集中的にサポートします。たとえば、脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、多様な症例に合わせて柔軟に対応。保険診療リハビリとの併用も可能で、1回ごとのお支払い制だからこそご要望に合わせたペースで利用できます。
- ■ 脳卒中・パーキンソン・脳性麻痺・脊髄損傷など神経疾患全般OK
- ■ 医療保険リハビリとの併用事例多数。初回だけ試す利用も歓迎
- ■ 効果の推移が分かる「変化動画」を通し、スタッフがどのように対応するかを可視化
変化動画のご紹介
実際どんなリハビリを行い、身体がどう変わるか――そのリアルを確かめるためにも、STROKE LABでは利用者様の変化を撮影した動画を豊富に公開しています。
YouTubeでも多数のトレーニング例や体験談を配信。セラピストがどう“伴走”するのか、動きがどのように変化していくのか、一目で伝わる動画が多数揃っています。
大阪店の概要
東京拠点の経験を活かし、「関西でも利用したい」という声に応える形で誕生したSTROKE LAB大阪店。利用者様がアクセスしやすく、通院しやすい環境を整えています。
住所 | 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6丁目3−16 梅田ステートビル 2階 |
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オープン日 | 2025年2月プレオープン/4月正式オープン |
最寄り駅 | 地下鉄谷町線「南森町駅」より徒歩8分(1番出口) ※JR天満宮駅よりエレベーター地上 JR東西線・学研都市線「大阪天満宮駅」より徒歩11分(7・8・9番出口 エレベーターあり) 地下鉄谷町線「東梅田駅」より徒歩10分(7番出口) |
営業時間 | 9:00~17:30(最終電話受付17:00) |
定休日 | 月曜・木曜(祝祭日は営業) |
・南森町駅構内図:https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/T/t20/
・東梅田駅構内図:https://subway.osakametro.co.jp/station_guide/T/t20/
梅田エリアからも好アクセスで、仕事や買い物の合間にも立ち寄りやすい好立地を追求しました。ご家族が付き添う場合にも便利で、安全に配慮した設備を整えています。
アクセスマップ
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6丁目3−16 梅田ステートビル 2階 STROKE LAB
リハビリ料金(自費/税込)
60分 | 19,800円 |
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延長30分 | +9,900円 |
訪問(往復30分以内~) | +5,500円 |
STROKE LABでは1回ごとの予約・支払い制を採用しているため、「まずはお試しで1回」「病院リハとの併用で週1回だけ追加で」といった柔軟な利用が可能です。料金やプログラム内容は、随時スタッフまでご相談ください。
お問い合わせ・ご予約
電話受付:03-6887-5263(9:00~17:00)
※「大阪店について」とお伝えいただけるとスムーズです。
メール:umeda.osaka@stroke-lab.com
Web予約フォーム:2月プレオープン枠のご予約も含め、最新情報は当サイトでご案内します。
STROKE LABはオンラインリハビリにも対応
ストロークラボでは、オンラインリハビリを開設しています。脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患にお悩みの方に、現状能力の評価、自主トレやご家族でできるトレーニング方法をお伝えします。 活用には以下のアプリが必要です。スマートフォンやタブレットなどでご対応できます。
失語症や構音障害の方、歩行や上肢機能障害の方、遠方で来院できない方などにおすすめです。
以下の方におすすめ
指導の流れ
使用アプリ(Zoom,LINE,Facetime)
営業日時9:00~18:00 *祝日営業してます。木・日は要相談になります
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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日程 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ |
基本料金
基本料金(税込) | |
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30分 | ¥9,900 |
※オンラインリハビリの無料相談は受け付けておりません。
科学的な論文で、運動学習を効率的に進めるためには、週2回以上の頻度で3ヶ月継続して続けることが推奨されています。
週2回が大変な場合は週1回以上を継続し、効果が出てくるにつれ頻度を減らしていくことでオンラインリハビリの効果を最大限に高められます。
お申込みからの流れ
・フォームをご入力
項目を入力し送信してください
入力により、希望日時や事前情報を把握することが可能なので、初回から効率よくリハビリを進めることが可能になります。
・お電話での問い合わせ
電話相談をすることで、オンラインリハビリの適正があるのかどうか?判断することができます
・支払い
予約日の2日前までにメールで指定した口座にご入金下さい。振り込み手数料はご負担いただきます。
入金が確認でき次第、メールにてご連絡致します。
・オンラインリハビリ指導開始
ご予約日時に5分前までにアプリの起動とウェブカメラを確認し、お待ち下さい。セラピストよりコールが入ります。

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)