【東京都】脳性麻痺・小児リハビリ施設ガイド|運動発達障害と自費リハの今
東京都における脳性麻痺のリハビリの現状
東京都は日本の首都であり、医療資源が集まる地域です。最新の医療技術や専門家が多数存在し、脳性麻痺に対するリハビリテーション体制も充実しています。小児期には都立の療育センターや小児病院で定期的にリハビリを受けられますが、高校卒業(18歳)以降になると小児リハビリから離れてしまうため、継続的なリハビリ機会が減ってしまうことが課題です。実際にある調査では、小児期の療育を終えた成人の脳性麻痺の方の7割以上が地域の整形外科などに通院している一方で、成人期に対応できるフォロー体制が不十分という現状があります。これにより20代後半から身体機能が低下し始めるケースも報告されており、東京都でも「成人脳性麻痺外来」を開設するなど、生涯にわたるサポート体制の整備が進みつつあります。
東京都内にある主なリハビリ施設・病院
東京都内には、脳性麻痺のリハビリを専門的に扱う施設や病院が数多く存在します。例えば板橋区にある東京都健康長寿医療センターでは、リハビリテーション科に「ボツリヌス外来」を開設し、成人の脳性麻痺に伴う痙縮(筋緊張が高い状態)に対するボツリヌス毒素治療を行っています。注射後のリハビリも入院や外来で併用することで、痙縮を緩和し、機能の向上を目指す取り組みが行われています。
また、新宿区の東京女子医科大学病院(機能的脳神経外科)では、選択的脊髄後根切断術(SDR)と呼ばれる外科的手術により、足の強い突っ張り(痙縮)を改善する治療を実施しています。この手術は世界的に広く行われている方法で、重度の痙縮に効果があるとされています。
さらに、世田谷区の国立成育医療研究センターや府中市の東京都立小児総合医療センターなど、小児医療に特化した高度専門病院では、小児から成人への移行期医療を視野に入れたリハビリ支援を行っています。特に国立成育医療研究センターでは、18歳以上の脳性麻痺患者さんを対象にした「成人脳性麻痺外来」を設置し、小児期からの継続診療を可能にしているほか、多職種連携による装具療法や生活動作訓練を実施しています。
また、東京都内には数多くの保険外リハビリ施設があり、保険診療では時間や内容が不足しがちな部分を補うサービスも利用可能です。
最新技術の導入や地域リハビリの活性化
東京は技術企業や大学との連携が活発で、VR(仮想現実)やロボットスーツを使ったリハビリなど、最先端の研究や実践が進められています。脳波や筋電図を利用したブレインマシンインタフェースの研究も進行中です。
一方で専門的な施設や病院は患者数も多く、待機期間が生じやすいのが課題です。そのため地域リハビリテーションとして、訪問リハビリや通所リハビリ(デイケア)を利用し、自宅でも継続できるリハビリを支援する取り組みも活発化しています。自治体やNPOによるピアサポート(同じ障害を持つ方同士の交流会)も数多く開催されており、情報交換や社会参加を後押しする場として活用されています。
東京都の主な脳性麻痺・小児対応の病院と特色
病院・施設名 | 特徴・専門分野(例) |
---|---|
東京都健康長寿医療センター(板橋区) | ボツリヌス外来:成人脳性麻痺の痙縮に対する専門外来 |
東京女子医科大学病院(新宿区) | 機能的脳神経外科:選択的脊髄後根切断術(SDR)による痙縮改善 |
国立成育医療研究センター(世田谷区) | 小児科・リハ科:小児から成人への移行支援、ボツリヌス療法や装具療法 |
東京都立小児総合医療センター(府中市) | 療育施設併設:重症心身障害児のリハ、卒業後の地域移行支援 |
東京都は人口規模が大きいだけでなく、医療やリハビリに対するニーズが高いため、さまざまなアプローチが選択できます。保険内と保険外のサービスをうまく併用し、必要に応じて専門外来や手術を検討しながら、ご自身に合ったリハビリテーションを継続していくことが大切です。
【FAQ】脳性麻痺患者の問題を動画で解決!
脳卒中・パーキンソン病・脳性麻痺を経験された方々やそのご家族が、日々直面する困難を少しでも和らげることができるよう、STROKE LABでは専門的な知識と実践的なリハビリの知見を生かした動画を配信しています。自費リハビリならではの柔軟な視点から、一人ひとりに寄り添い、生活の質を高めるヒントをお届けします。
「STROKE LABは体が上手く動かなくて行けない・・」という方にも動画や後で紹介するオンラインリハビリで、より豊かな日常へとつながるよう、確かな情報と温かいサポートをお届けしたいと考えています。STROKE LABはオフライン・オンラインの両面で対応しております。
質問: 手や指の機能を良くするにはどうすればいいですか?
回答: 手先の巧緻性を高めるには、作業療法による訓練が効果的です。作業療法士は細かな動きを伴う日常動作(ボタンのつまみ動作や箸の操作など)の練習を通じて、指先の巧妙なコントロールを向上させます。例えば、粘土やおもちゃを使った握力・つまむ力の強化練習、タオル絞りやボール握りなどのリハビリを継続します。また、利き手と麻痺手を一緒に使う二重課題の練習や、必要に応じて手首や指を支える装具の使用も有効です。こうした訓練により、食事や書字、身の回り動作での手の使い方が少しずつ向上していきます。
関連動画:
質問: リハビリのモチベーションを維持するにはどうすればいいですか?
回答: 長期にわたるリハビリでは、楽しさと達成感を感じられる工夫が大切です。目標をいくつかの小さなステップに分け、達成するごとに褒めてあげましょう。ゲーム形式のリハビリや音楽に合わせた運動など、本人が楽しめる要素を取り入れると意欲が続きやすくなります。できたことを記録して進歩を見える化するのも効果的です。また、家族やセラピストが前向きに声かけをすることで励みになります。時には休息も必要なので、無理せず取り組み、達成した時は一緒に喜ぶ姿勢を持ち続けましょう。
関連動画:
保険内リハビリの限界と自費リハビリの必要性
保険適用内と保険外のリハビリが共存
東京都のリハビリ環境は、医療保険や介護保険が適用される「保険内リハビリ」と、自費で利用できる「保険外リハビリ」の両方が充実しているのが特徴です。保険内のリハビリは、病院や施設で1回20分程度と時間が限られたり、一定期間(発症から180日以内など)の集中的な訓練が中心となる場合が多いです。
一方、「もっとリハビリに時間をかけたい」「自分に合ったプログラムを続けたい」という方は、自費で受けられる保険外リハビリ施設を活用できます。屋外歩行や買い物練習など、日常生活に即したリハビリも行えるため、保険内リハビリでは補えない部分をサポートしてくれます。こうしたサービスは都内に多数あり、脳卒中後や神経疾患専門に特化した自費リハビリ施設も存在します。料金は数千円~数万円と幅がありますが、初回の無料体験がある施設もあります。
「保険内だけでは時間や日数が足りず、もっと良くなりたい」「より具体的な目標を持ってリハビリを続けたい」という方には、保険外リハビリを併用することが一般的です。東京都内は人口が多く需要も高いことから、多様なリハビリサービスがそろっています。ご自身の症状や目標に合った施設を選ぶことが重要です。
自費リハビリ施設と医療保険リハビリとの違い
医療保険適用のリハビリテーションは、病院やクリニックで受けられますが、時間や頻度に制限があったり、集中的に取り組める期間が限られる場合があります。一方、STROKE LABのような自費リハビリ施設では、時間を十分に確保し、患者様一人ひとりの症状に合わせたプログラムを集中的に行うことが可能です。
なぜSTROKE LABなのか?
STROKE LAB 脳性麻痺・小児リハビリのHPは→こちら
1. 有名医療出版社からのベストセラー書籍を複数執筆
STROKE LABの代表や副代表をはじめとするスタッフは、有名医学系出版社(例:医学書院など)から複数の専門書を執筆し、発売初日にAmazonリハビリテーション部門1位を獲得した実績を持ちます。
専門家向けの評価・治療技術だけでなく、当事者やご家族向けの自主トレや生活支援アイデアも多数掲載し、“ベストセラーの信頼”を直接、利用者様のリハビリに還元しています。
2. エビデンス重視のリハビリテーション
たとえば、脳卒中後でも半年を過ぎてから回復する症例があること、パーキンソン病でも継続的トレーニングで歩行機能を維持できること――これらは研究で裏付けられています。STROKE LABでは、最新医学エビデンスに基づきつつ、利用者様一人ひとりの状態や生活背景に合わせた最適なプログラムを構築。単なるマニュアル的リハビリではなく、「あなたがいま必要としている」アプローチを常にアップデートしていきます。
3. 病院・施設・企業から絶えない研修・コンサル依頼
STROKE LABは医療機関や企業への研修・コンサル・外部講師など、多岐にわたる事業を全国規模で行っています。半年間の長期セミナーを受講し修了した医療資格者は1000名以上にのぼり、専門家からの評価も高水準。
さらに、YouTubeチャンネル(当事者向け・専門家向けの2種類)では合計約10万人もの登録者を抱え、業界No.1の情報発信力を誇っています。
こうした“専門性と信頼の実績”を活かし、利用者様のリハビリに惜しみなく注力できることがSTROKE LAB最大の強みです。
“本物の技術” をあなたのそばで
「リハビリの成果は誰に行ってもらうかで大きく変わる」――これこそSTROKE LABの揺るぎない信念です。
当施設では理学療法士・作業療法士など、神経疾患のリハビリに精通したスタッフが在籍。オーダーメイドプランで集中的にサポートします。たとえば、脳卒中・パーキンソン病・脊髄損傷など、多様な症例に合わせて柔軟に対応。保険診療リハビリとの併用も可能で、1回ごとのお支払い制だからこそご要望に合わせたペースで利用できます。
- ■ 脳卒中・パーキンソン・脳性麻痺・脊髄損傷など神経疾患全般OK
- ■ 医療保険リハビリとの併用事例多数。初回だけ試す利用も歓迎
- ■ 効果の推移が分かる「変化動画」を通し、スタッフがどのように対応するかを可視化
変化動画のご紹介
実際どんなリハビリを行い、身体がどう変わるか――そのリアルを確かめるためにも、STROKE LABでは利用者様の変化を撮影した動画を豊富に公開しています。
YouTubeでも多数のトレーニング例や体験談を配信。セラピストがどう“伴走”するのか、動きがどのように変化していくのか、一目で伝わる動画が多数揃っています。
STROKE LABのオンラインリハビリ
ストロークラボでは、オンラインリハビリを開設しています。脳卒中やパーキンソン病などの神経疾患にお悩みの方に、現状能力の評価、自主トレやご家族でできるトレーニング方法をお伝えします。 活用には以下のアプリが必要です。スマートフォンやタブレットなどでご対応できます。
失語症や構音障害の方、歩行や上肢機能障害の方、遠方で来院できない方などにおすすめです。
以下の方におすすめ
指導の流れ
使用アプリ(Zoom,LINE,Facetime)
営業日時9:00~18:00 *祝日営業してます。木・日は要相談になります
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日程 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | △ |
基本料金
基本料金(税込) | |
---|---|
30分 | ¥9,900 |
※オンラインリハビリの無料相談は受け付けておりません。
科学的な論文で、運動学習を効率的に進めるためには、週2回以上の頻度で3ヶ月継続して続けることが推奨されています。
週2回が大変な場合は週1回以上を継続し、効果が出てくるにつれ頻度を減らしていくことでオンラインリハビリの効果を最大限に高められます。
お申込みからの流れ
・フォームをご入力
項目を入力し送信してください
入力により、希望日時や事前情報を把握することが可能なので、初回から効率よくリハビリを進めることが可能になります。
・お電話での問い合わせ
電話相談をすることで、オンラインリハビリの適正があるのかどうか?判断することができます
・支払い
予約日の2日前までにメールで指定した口座にご入金下さい。振り込み手数料はご負担いただきます。
入金が確認でき次第、メールにてご連絡致します。
・オンラインリハビリ指導開始
ご予約日時に5分前までにアプリの起動とウェブカメラを確認し、お待ち下さい。セラピストよりコールが入ります。
小児セラピー/運動・発達障害はSTROKE LABへ
担当はSTROKE LABスタッフで、顧問の新保は担当からのセラピー相談に携わっています。初回の無料相談は代表金子とスタッフが介入させていただきます。加えて、お子さまの状態により当施設でのセラピーに限界がある場合、お断りさせていただくこともあります。
詳しくはHPの小児/運動・発達障害のページをご参照ください。
STROKE LAB代表の金子唯史が執筆する 2024年秋ごろ医学書院より発売の「脳の機能解剖とリハビリテーション」から
以下の内容を元に具体的トレーニングを呈示します。
STROKE LABではお悩みに対してリハビリのサポートをさせていただきます。詳しくはHPメニューをご参照ください
場所・アクセスはこちらから|立地・アクセス

1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)