Vol.485.痙縮に超音波は有効!?脳卒中後の足底筋に対するストレッチとの比較 – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
  1. HOME
  2. ブログ
  3. バイメカ
  4. Vol.485.痙縮に超音波は有効!?脳卒中後の足底筋に対するストレッチとの比較
バイメカ

Vol.485.痙縮に超音波は有効!?脳卒中後の足底筋に対するストレッチとの比較

 

 

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 

 

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!上記写真をClick!! PDFでもご覧になれます。→PDF

 

カテゴリー

 

バイオメカニクス

 

タイトル

●痙縮に超音波は有効!?脳卒中後の足底筋に対するストレッチとの比較

 

●原著はEfficacy of Therapeutic Ultrasound in the Treatment of Spasticity: A Randomized Controlled Studyこちら

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

 

●以前、手指のケアで超音波を使用した際に反応が良かった印象がある。実際、世の研究ではどうなのか興味を持ち、本論文に至る。

 

内 容

 

背景

 

●研究目的は、脳卒中後の足関節底屈筋の痙縮に対する超音波の効果を調査することであった。

 

方法

 

●足関節底屈筋のMASのスコアが2〜3の痙縮を伴う片麻痺患者が研究に参加し、2つのグループ(passiveROM群と事前に超音波を10分使用する研究群)に分けられた。超音波は脹脛の筋肉に1.5w/cm2のcontinuousモードを使用しました。

 

●患者の治療の有効性をモニタリングするために、MAS、Hmax/Mmax比、足関節可動域(ROM)、機能的独立性およびBrunnstrom stageを評価しました。

 

結果

 

●ストレッチのみの群と事前に10分の超音波を実施する群で比較し、両方のグループで治療後、MASと足関節ROMの測定で有意な改善が見られたがグループ間では有意差はなかった。他のパラメーターでは変化は得られませんでした。この研究では、足関節底屈筋の受動的ストレッチ運動と組み合わせて適用された超音波の治療は、痙縮に対して影響を及ぼさないと判断された。

 

 

 

 

 

私見・明日への臨床アイデア

 

●個人的には、ストレッチをしながらの使用の方が反応が良い印象がある。十分に問題点を評価し、臨床推論の下ターゲットに対し意味を為す治療モード選択(深度や刺激量など)をし使用していく必要がある。

 

 

 
 

痙縮に対する自主トレーニングに役立つ動画

 
 

 

執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表

・国家資格(作業療法士)取得

・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務

・海外で3年に渡り徒手研修修了

・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆

 

脳卒中の動作分析 一覧はこちら

 

論文サマリー 一覧はこちら

 

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

 

 

 

 

塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

Social Media フォロー↓↓↓
誠心誠意の機能回復サポート
脳卒中・パーキンソン病専門の個別リハビリ施設
病院リハ継続・更なる機能回復を目指します。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
03-6887-5263
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-3-16 梅田ステートビル2階
03-6887-5263
ACCESS