6・28 TAPセミナー講師をしてきました
6・28にTAPにて「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢リハビリテーション」というテーマで講師をしてきました。
このテーマはこれまでも数回行っているのですが、今回は自分の中で目標を決めてました。
それは、講義時間より実技時間を多く増やすということです。
僕は口下手なので、実技で語るほうが向いていると思い、今後の講習会は多人数であっても実技中心で行きます。
ですので、最初の1時間は講義でしたが、それ以外の4時間は
1:座位評価
2:肩甲骨評価
3:肩甲上腕関節評価
4:Preshaping
という流れで、それぞれ講義を10分程度入れ、あとは実技を実践しました。
60名近くの受講者だったので、グループを回る介入となりました。
実際に触れたのは15名程度でしょうか?
多人数の講習会は値段が安いというメリットの反面、個別介入ができないというデメリットもあります。
ですが、何を勉強し、練習すればよいのか?
その点の情報伝達は60名の方にも伝えられたかもしれません。
5時間の講習会でしたが、これからの1年、3年、5年と、技術を高めていく上で、何を心がけるべきか、責任と覚悟が大切です。
実技は難しいです。すぐにできるようになりませんが、時間がかかるということはメリットなのです。
獲得すれば誰からも簡単に真似できない、つまり療法士としての希少性が高まることに繋がります。
これからも頑張ります。
それと、TAPの実行委員である柳田さん、大橋さん、中西さん、本当にご準備など大変だったかと思いますが、お陰で気持ちよく講習会を実践することができました。
本当にありがとうございました。
またTAPで講師ができる機会があれば、全力で頑張ります。
今週末は名古屋です。
テーマは 「エビデンスに基づく脳卒中後の下肢と足部のリハビリテーションです」
Bridgeの運営スタッフの皆さん、受講者の方とお会いできることを楽しみにしています。
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)