vol.348:路面状況とスクワットの関係 脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー
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カテゴリー
バイオメカニクス
タイトル
異なる地面で行うスクワット動作における外側広筋と内側広筋斜走線維の活動
Activities of the Vastus Lateralis and Vastus Medialis Oblique Muscles during Squats on Different Surfaces
?PubMed In Hyouk Hyong J Phys Ther Sci. 2013 Aug; 25(8): 915–917.
なぜこの論文を読もうと思ったのか?
スクワット動作が地面によってどのように影響がでるか気になったため
内 容
背景・目的
・本研究の目的はスクワット動作時の異なる路面状況における大腿四頭筋の筋活動を調べることである。
方法
・14名の健常成人
・路面条件は以下の3つとした。
・①硬い地面、②スポンジ、③ゴム製バランスボード
・筋電計を用いて内側広筋斜走線維と外側広筋の電位を計測した。
結果
表:実験結果 In Hyouk Hyong (2013)より引用
・内側広筋斜走線維、外側広筋の活動は③で最も高かった。内側広筋斜走線維はその他の条件と比して有意差が得られた。
私見・明日への臨床アイデア
・バランスを取る際に内側広筋の重要性が示唆された。膝OA患者で内側広筋の萎縮がある場合、不安定な地面でしゃがむ動作が障害されているかもしれない。
職種 理学療法士
塾講師陣が個別に合わせたリハビリでサポートします
1981 :長崎市生まれ 2003 :国家資格取得後(作業療法士)、高知県の近森リハビリテーション病院 入職 2005 :順天堂大学医学部附属順天堂医院 入職 2012~2014:イギリス(マンチェスター2回,ウェールズ1回)にてボバース上級講習会修了 2015 :約10年間勤務した順天堂医院を退職 2015 :都内文京区に自費リハビリ施設 ニューロリハビリ研究所「STROKE LAB」設立 脳卒中/脳梗塞、パーキンソン病などの神経疾患の方々のリハビリをサポート 2017: YouTube 「STROKE LAB公式チャンネル」「脳リハ.com」開設 現在計 9万人超え 2022~:株式会社STROKE LAB代表取締役に就任 【著書,翻訳書】 近代ボバース概念:ガイアブックス (2011) エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション:ガイアブックス (2014) エビデンスに基づく高齢者の作業療法:ガイアブックス (2014) 新 近代ボバース概念:ガイアブックス (2017) 脳卒中の動作分析:医学書院 (2018) 脳卒中の機能回復:医学書院 (2023) 脳の機能解剖とリハビリテーション:医学書院 (2024)