vol.298:上肢におけるInterlimb transferについて  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー – STROKE LAB 東京/大阪 自費リハビリ | 脳卒中/神経系
  1. HOME
  2. ブログ
  3. 上肢
  4. vol.298:上肢におけるInterlimb transferについて  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー
上肢

vol.298:上肢におけるInterlimb transferについて  脳卒中/脳梗塞のリハビリ論文サマリー

脳神経系論文に関する臨床アイデアを定期的に配信中。 Facebookで更新のメールご希望の方はこちらのオフィシャルページに「いいね!」を押してください。」 臨床に即した実技動画も配信中!こちらをClick!!(YouTube)

 

 

 

 

 

キャプチャ

STROKE LABでは療法士向けの脳科学講座/ハンドリングセミナーを行っています!?上記写真をClick!!?

 

 

カテゴリー

上肢

 

タイトル

利き手、非利き手機能におけるInterlimb transferについて

Specialization in interlimb transfer between dominant and non-dominant hand skills?PubMed Ingyu Yoo J Phys Ther Sci. 2015 Jun; 27(6): 1731–1733.

 

なぜこの論文を読もうと思ったのか?

・Interlimb transferについて知りたいと思ったため。

 

内 容

背景・目的

Interlimb transferは脳卒中リハビリテーションにおける興味深い現象で、一側上肢の練習を継続すると、練習していない対側の上肢にも効果が及ぶことをいう。

・この現象は脳梁がなにかしらの役割を担っていると言われているが、その神経学的な機序はまだわかっていない。

・本研究は利き手、非利き手におけるInterlimb transferについて検証する。

 

方法

12名の健常成人

・利き手練習群と非利き手練習群に分けた。

Jebsen-Taylor Hand Function Test (JHFT)をアウトカムとして、①軽いものを持ち上げる②食事をする③重いものを持ちあげる動作を評価した。

・対象の上肢に対して上の3つの運動を練習してもらう(130分を週5回)。JHFTを練習した上肢とは反対側で介入前後に計測した。

 

結果

 

表:実験結果 Ingyu Yoo (2015)より引用

 

 ・利き手練習群では食事動作、重いものを持ち上げるで介入前後の有意差が得られた。

・非利き手練習群はカードをめくる、食事動作、チェッカーをする(チェス様のボードゲーム)、重いものを持つで介入前後の有意差が得られた。

 

私見・明日への臨床アイデア

・非利き手で練習した方が反対側への影響が大きく、逆に利き手練習ではInterlimb transferが目立たなかった。脳卒中者のリハビリテーションの場合、利き手が麻痺側の場合、非利き手での練習でInterlimb transfer が得られるかもしれない。

 

職種 理学療法士

 

 

 
 

上肢のハンドリングに役立つ動画

 
 

 

論文サマリー 一覧はこちら

 

脳卒中自主トレ100本以上 一覧はこちら

 

 

 

病院内 スタッフ育成サポート

 

 

教育写真

スタッフ教育を効率的に進めてみませんか?

 

ハンドリングや中枢神経系への教育は、STROKE LABへご相談ください。

 

 

 

 

 

 

CATEGORY

 

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

FOLLOW US

STROKE LABの記事は各種ソーシャルメディアでも配信中。今すぐフォローして最新情報をチェックしてください。

CATEGORY

関連記事

Social Media フォロー↓↓↓
誠心誠意の機能回復サポート
脳卒中・パーキンソン病専門の個別リハビリ施設
病院リハ継続・更なる機能回復を目指します。
〒113-0033 東京都文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
03-6887-5263
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-3-16 梅田ステートビル2階
03-6887-5263
ACCESS